パターン写しのカットです。
こんにちは!
パターンカットですが、その前に。
これからお洋服を作りたいと思っているけど、
道具もあまり持っていないし、
いきなり本格的に出来そうにないな~、と思っていらっしゃる方へ。
写すのもカーブとか、自信がないな~と思う方へ。
簡単にGO!出来る方法を考えてみました。
用意するものはこれだけです。
・手芸店でパターン写しができる用紙を購入。→300円~400円
(もちろん写し以外にも使えます)
・100均でアクリル定規(50㎝)を購入。→108円
・紙切りはさみ。
以上の3点でカッターでカットしなくても、
はさみでチョキチョキしてパターンを作成します。
100均のクラフト紙でもパターンにぴったりですが、
これは透けないので、パターンを写す場合はルレットが必要です。
上から写すよりルレットはちょっと技が必要になるので、
写し専用の紙を用意されることをお勧めします。
直線はアクリル定規で引きます。
前にちょっとだけ触れたのですが、
カーブはフリーハンドで下のように点々で描きます。
点線で描くと案外きれいにカーブができます。
これは定規を使わず、フリーハンドで写したものです。
カッターを使わないので、縫い代を描きます。
ここで必要なのが方眼定規なのですが、100均のアクリル定規でできます。
しばらくはこの定規1本でも良いでしょう。
ゆくゆくは方眼定規を購入したあとも、カッター定規として使えます。
赤点がパターンの線に対して直角になるように、
定規をずらしながらこれも点線で描いていきます。
ちょっと雑ですが、こんな感じですね。
他の直線は定規で点線ではなくそのまま引いて、
不安な線は点線で描くと上手くいくと思います。
究極ですが、この3つ(紙、アクリル定規、はさみ)あとシャープペン、消しゴム
があればできますね。
しばらくはこれで写したりして、本格的に服作りをしたくなったら、
いろいろと道具を揃えていくことも出来ます。
縫い代が描けたらはさみで切ります。
新聞紙や段ボールを敷いて直線だけでも、
カッターがあればカットにチャレンジしても良いですね。
はさみで切るよりアクリル定規をあててカッターで切る方が
断然切り口がきれいなんです。
では、
本日はカットですね。
カットは前の囲み製図と変わるとことがないです。
でも
一応最後までやっていきますね。
袖が写しの最後だったので、袖からカットしました。
もし作品通りの袖にしたくなる場合を考えて、元のラインも描いておきます。
角の縫い代の付け方は、
「最初に縫う線が直角」という決まりのようなものがあります。
雑誌によって縫い代の付け方が違ったりしますが、
これは中庸な方法ですね。
既製服は基本的にこれです。
袖下です。
袖ぐりの縫い方によって縫い代の端のかたちが違ってきます。
これは袖ぐりを最初に縫ってから袖下・脇を縫う手順ですので、
袖ぐりに対して直角になります。
こんな感じです。
こちらはスリットのところです。
スリット部分の縫い代は2㎝ですが、脇は1㎝なので
なだらかに繋げます。
前後のかたちは同じにします。
見返しは左右全体を作ります。
見返しの縫い代は原則として表パターンと同じです。
裄の寸法をとるために、
肩巾(赤)とそこから肩先まで測ります(青)
赤(19㎝)と青(13㎝)に袖丈(43㎝)を足した寸法が裄丈になります。
袖丈は裄丈から肩巾の半分を引いて、
カフスやパフ分を足したり引いたりして決めます。
パターンを写す場合でも、
このように裄丈を確認しておくと良いですね。
今回は一般的な裄丈(72㎝)にパフ分3㎝をプラスして
裄丈が75㎝ということになります。
囲み製図では表のようなものをご紹介しましたが、
今回は簡単なタイプです。
その辺の紙に簡単なな絵型を描いて、寸法を描き込みます。
作品のコピーでもなんでも良いので、
「このパターンは何か」ということがわかるようにしておきます。
今回は透明の袋に入れます。
パターンは表側を外側にしてたたみます。
袋のサイズはA4です。
見えるところに絵型をおきます。
作品を作ったら小さなハギレを貼ります。
はぎれが貼ってあると時間が経っても、
すぐ記憶がよみがえるのでお勧めです。
この方法でしたら、あまり手間なく、
最小限で、内容がわかるので、
パターンを作ったらせめてこのように保管されることをお勧めします。
以前の家庭洋裁は縫い代付きのパターンは一般的ではなくて、
チャコやらチャコペーパーなどを使って、
手間暇かけて裁断とかしていました。
現在は縫い代がとれる定規やら、
ダブルルレットなどもあるようですね。
いろいろ興味のある方法で試すのも良いですね。
そして
自分に合った方法を見つけていけば良いと思います。
NAVIのやり方が少しでも参考になれば幸いです。
では。
本日もありがとうございました🍊