なびの洋裁教室ブログ

自由に簡単にお洋服を作りたい!お気に入りの生地がカタチになっていくワクワク感を体験してくださいね。

今更ですが、パターン写しです。

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こんにちは!

寒いです。冷えてます。

昨日は雪が降りました。

少しだけ積もりましたが、生活に影響はなしです。

雪には慣れていないので、

今年はこのまま降らないで欲しいというのが希望です。

 

 

さて。

ここ最近ずっとパターン作りをしていました。

春物に向けて生地の整理整頓をしなければ!

と思うもののぜんぜん進まず、

とりあえず、良さそうなパターンを引いています。

 

 

過去の雑誌などをながめていると、

たまに写したいデザインを発見します。

写すのはイチから引くより楽ちんなので、

写したりします。

 

 

皆さまもパターン写しをしている、

あるいはこれから写してみたい、

など。

 

今更ですが、

パターン写しをしてみます。

これは全くの自己流です。

ただ写すだけですので、

とりたてて難しいことはないです。

 

パターン写し、とは言っても、

パターンはパターンですので、

仕上がりは他のパターンと同じです。

写すにしても押さえておきたいことがありますので、

参考にしていただければ、と思います。

 

 

 

今回写すデザインはこちら。

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ちょっと前の「コットンフレンド」からピックアップしました。

そのままではなく、少し変更しました。

袖がちょっと愛想がない感じなので、パフろうと思います。

同じパターンのバリエーションでボリューム袖タイプもあったのですが、

分量が多すぎる印象でしたので、この袖からアレンジします。

丈も少し伸ばして、脇にスリットを入れることにします。

 

 

 

それではスタートです。

 

 

雑誌の実物大パターンはだいたいこのように

いろいろなパターンが入り乱れていますね。

ウエアはサイズ展開もあるので、線を見失いがちです。

まだ慣れないときは、蛍光ペン(ラインマーカー)を利用すると便利ですね。

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このように、写したい線の要所にしるしを付けます。

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写る用紙を用意すると便利です。

もし、写らない紙の場合は、少し手間かも知れませんが、

パターンの下に紙を敷いてルレットで写します。

ルレットを使うときはテーブルが傷つかないよう、

新聞紙を厚めに敷くか、ダンボールやカッティングマットなどを

敷いてくださいね。

 

ブルーの点々を写していきます。蛍光ペンはうっすらとわかります。

カーブルーラーを持っていない場合の

カーブは細かな点々で取って行くとフリーハンドでも

比較的きれいにカーブが描けます。

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カーブはカーブルーラーで写します。

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ゆるやかなカーブは直線定規でも。

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袖ぐりなどはカーブルーラーの合う曲線をあてながら写します。

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合い印は縫い代を突き抜けるように描いておきます。

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このように後ろ中心とネックポイントを

直角で引いて、後ろ下がりの寸法を確認しておきます。

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後ろ下がり2㎝のところが着丈の起点です。

今回の場合は2㎝の下がりなので、

ちょうどパターンの後ろ下がりが起点となります。

 

今回は着丈を65㎝にしたいので、この起点から測ります。

 

 

 

丈を伸ばして裾線を引きます。

元の寸法も入れておきます。

スリットの指示を描き入れます。

青の部分が伸ばした寸法になります。

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縫い代や各寸法、輪の記号など必要な事項を書き込みます。

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写しのパターンも縫い代を付けてカットしますので、

縫い代の寸法も描いておきます。

 

パターン変更は

丈や衿ぐり、裾のデザインなど、

全体に影響しない範囲でしたら変更ができます。

特に丈はけっこう自由にできると思います。

ず~~っと伸ばせば、そのままワンピースにすることも

できます。

 

まだパターンをいじったことがない方は、

まずは丈からやっちゃってください。

 

次は衿ぐりですね。

クルーネックをVネックにしたり、とか

衿無しでしたら自由自在です。

(その場合は変更後の見返しも必要です)

 

袖丈は長袖を半袖にする場合は

袖ぐりや袖巾が大きかったりするので

確認が必要です。

一般的に、半袖は

腕を上げても脇が見えないよう、

袖巾や袖ぐりが長袖より小さめに出来ている場合があります。

フィットデザインでしたら

長袖も半袖もそんなに差がないですが、

シャツ関係はちょっと注意が必要です。

 

 

実物大パターンを利用して、

オリジナルを作ることも可能です。

 

 

 

次回は前身頃を写します。

袖も変更しますよ。

 

 

 

 

では。

本日もありがとうございました🖍