なびの洋裁教室ブログ

自由に簡単にお洋服を作りたい!お気に入りの生地がカタチになっていくワクワク感を体験してくださいね。

パターン写しの続き。

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                               <見返し写し>

 

 

 

 

こんにちは!

 

 

今日は国のお誕生日ですね。

2679年ですか。

おめでとうございます。

 

 

 

 

 

さて。

パターン写し、いかがでしょうか。

何も考えなくても良い。

とは思わず、

あらゆる方面から考え抜かれたパターンが

実物大パターンとなっていますので、

パターンを写しながら、いろいろと学んでくださいませ。

 

 

ただ写すだけではありますが、

パターンの基本も押さえながらやっていきましょう。

 

 

今回は前身頃から袖までです。写しは完成です。

 

 

前身頃です。

前中心の衿ぐりは少しだけでも必ず方眼定規で直角をとります。

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肩先も同じく直角からスタートです。(ほんの数ミリであっても)

後肩先も同様です。

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袖ぐりに合うカーブを探しながら写します。

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カーブルーラーがなくて、フリーハンドの場合は

細かな点線でとります。

フリーハンドで線を描くよりキレイに出来ると思います。

方眼定規がない場合は、

100均でアクリル方眼定規を買っておきましょう。

安いし、カットにも使えるし、方眼ですので役立ちます。

 

 

前後の脇を合わせて、前の脇裾をとります。

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このパターンは前下がりがない様子なので、

2㎝ですが、前下がりをつけることにしました。

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なだらかな線に引き直します。

スリット止まりなども描き込みます。

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必要な情報を描き入れます。

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こちらは見返しです。

前後身頃は輪になる線で切りましたが、

こういう小さなパーツはできるだけ左右全体を取るようにします。

というのは、少しのズレも寸法に大きな影響が出てしまうからです。

「輪」で裁断する、というのはけっこうリスクがあるものですので。

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これはたまたま並べましたが、

単独で写してもOKです。

 

 

前後身頃が写せました。

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次は袖です。

実際は点線で写したラインになります。

袖口をパフりたいので、袖下から直線にとります。

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一般的なギャザーは飽きたので、袖口はBOXタック仕様にしてみます。

 

 

袖口から10㎝のところでタックが消えるようにします。

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このままでは縫い代が足りなくなるので、タック分をたたんで、

縫い代を調整します。

別紙でタックを写します。

この場合は2個のタックを写せば良いと思います。

 

 

 

タックをたたんで、袖口ラインのつながりをきれいに、

なだらかにむすびます。

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修正した線をルレットでゴリゴリします。

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タックを開いて、ルレットのあとを描きます。

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それを実際のパターンに写します。

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すべてのタックを同じように写します。

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希望はこのような袖口ですね。

初めて作るので、どうなるか楽しみです。

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パターンを写す場合であっても、

なるべく把握して欲しいのは、寸法です。

着丈と上がり丈、バスト、肩巾、袖丈と裄です。

サイズを選ぶ時も、いつもMサイズだから、

ではなく、

作品の上がり寸法を見て、

自分に合った寸法で選ぶようになると良いと思います。

 

 

 

次回はカットします。

 

 

 

 

では。

本日もありがとうございました。