フレアースカート3部作のパターン解説。
こんにちは!
フレアースカート3点が完成しました。
フレアーというものは、
例えば、四角の形のものに線を引いて、
フレアーを入れたいところに入れたい分量を
切り開いて作ります。
これが基本ですが、
今回はパターンの展開というより、
算数の図形に近い考え方でパターンを作ります。
先ず最初は半円のフレアースカートです。
こちらはタック分が入っていますが、
タックが無くても考え方は同じです。
これは前後合わせると半円のかたちになります。
これを全円にするとサーキュラースカートになります。
頂点からウエストラインまでの寸法◎は円周率で計算して出します。
タックがある場合は入れたいタックの分量を
プラスして、ウエスト寸法として計算します。
タックがない場合、ギャザーを入れる場合も、
ウエスト部分で取りたい寸法から計算して
◎の寸法を決めてからウエストラインを描きます。
地の目は生地巾によって、取りの良い方向に決めます。
前後中心をバイヤスにしたり、
接ぎを入れて差し込んだり、
ケースバイケースで決めましょう。
次は8枚接ぎのスカートです。
パターンはもうUPしましたね。
考え方の基本は台形をつないでいく、ということです。
今回はヒップの途中までフィットさせ、
145㎝巾の生地で無駄なく取り切れるように
計算しました。
その結果のフレアー分量になります。
110㎝巾の計算もして、どちらでも作れるようにしました。
これは脇のラインを変化させることで、
作りたいシルエットが作れます。
例えば、ファスナー無しで総ゴムで作る場合、
H÷16が◎の寸法になります。
最後はマチ入りのフレアースカートです。
このパターンは8枚接ぎの変形と言えます。
8枚接ぎは台形になっていますが、
その脇の出し分をなくして、長方形にして、
裾の出し分左右まとめて二等辺三角形にすると、マチになる計算です。
更にフレアーを入れたい場合は、
長方形の中心縦に切り込みを入れて、
そこに三角形の生地を縫いこみます。
これらは
生地を使った工作みたいな作り方です。
ただ、ウエストラインは円形になります。
人間のウエストは楕円形ですので、
厳密の言うと、ちょっと正確ではないのです。
でも
これくらいなら、なんとかOKでしょう。
スカートって、一番難しいのがタイトスカートかも知れない、
とNAVIは思います。
その逆で、身体から離れれば離れるほど、簡単になっていきます。
フレアーはフィットする部分があったりするので、
ちょっと難しげですが、
これらのように、
円形から取る方法、
パーツにして組み立てる方法があります。
パターンの考え方としては難しくないので、
ぜひやってみてくださいね。
では。
本日もありがとうございました👜