スカートの裏地のお話し。
こんにちは!
関東は朝は雨、のち晴れ。
大葉やコキアなどのこぼれ種が芽吹いてきました。
今年も楽しみです。
秋に蒔かなくてはならないルピナスの種。
すっかり忘れていて、今日水に漬けました。
もう遅いかな?
せっかく代々蒔き続けているのに…。
本日はスカートの裏地について、です。
JKなど、上物の裏地はほとんど表地と変わることがありません。
パンツもそうですね。
ワンピースも身頃のみが多く、
スカート部分はスカートの裏の考え方と同じで良いと思います。
表地のパターンを元にする上物などに比べて、
スカートの裏地はちょっと変化があります。
表地と同型とは限らない、
と言う事ですね。
スカートに関する裏地の考え方は、
・すべりを良くして、静電気を避ける。
・透けなくする。
・形を整える。
などがありますね。
夏場は薄地を使用する機会も増えると思います。
そこで、裏地のお話しを少ししてみようと思います。
例えば前回作った8枚接ぎのフレアースカートの裏です。
表地はこのように分量があります。
これはスカートのボリュームは表地のみにお願いして、
裏地は透け防止と腰回りのシルエットを整える役目をしています。
スカート裾のボリュームをもっとUPしたい場合は、
裏の裾分量を多くする工夫をします。
こちらはセミフレアースカートです。表です。
この裏地は表地と同じパターン(タックを除く)です。
これくらいのフレアーならわざわざ裏型のパターンを引かずに
表地を利用します。
こちらはストレート系のスカートですので、
言うまでもなく、表パターンと同じシルエットです。
こちらはヨークスカートです。
裏地は透け防止とアクセントカラーの役目があります。
通常の裏でしたら、
表地がヨーク切り替えの場合、裏地は切り替え無しの
分量が少ないパターンになります。
このスカートはボリュームが欲しかったのと、
見せる役割があったので、
表地と同量の分量になっています。
ただ、ヨーク切り替えはタックにして、
ボリュームを押さえています。
それと、通常の裏地ではなく、
綿ボイル素材を使用しています。
必ずしもキュプラなどの裏地を使用しなくても良いです。
次回は表地と裏地の関係を図にしてみようかな。
スカートの裏地って、
考える余地がけっこうあって、おもしろいです。
では。
本日もありがとうございました🍰