なびの洋裁教室ブログ

自由に簡単にお洋服を作りたい!お気に入りの生地がカタチになっていくワクワク感を体験してくださいね。

8枚接ぎのフレアースカート③

 

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こんにちは!

 

 

台風はいかがですか?

こちらは暴風雨でございます。

被害が出ませんように…。

 

 

さて、

今回のスカートでありますが…

 

ボケていたと言うか、

優柔不断の結果、と申しますか。

実は縫製がメタメタなんです。

ファスナーの裏付けもけっこうアレなんですが、

本日ご紹介するウエストベルトも相当なんです。

 

BUT!

 

原因はわかっているのです!

それらを説明していきますので、

良くない見本としてご覧下さいませ。

 

 

先ず、ウエスト上がりです。

 

8枚接ぎは縫い代が16あります。

もし1㎜ズレたら1.6㎝、2㎜ズレたら3.2㎝…

狂ってしまうことになります。

なので、慎重を期し切りしつけをして

1㎜も狂わせない誓いを立てたのでありました。

 

 

うまく行ったはずが、ウエストベルトと接ぐ段になって、

あれれ、ウエストがかなり大きいわ…。

こりゃ仕方がない、いせ込むしかないか、と思い

せっせこ、いせいせしました。

なんかいせ分が多い…。

うまく消えてくれません。

エストのいせはだいたい四分の一で5㎜程度が一般的。

生地にもよりますが、この生地ではいせの分量が多すぎる…。

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 四苦八苦しながらも、

縫製を強行いたしました。

大体が左側のようないせきれていないことがバレています。

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 ここでやり直せば良かったのですが…。

 

ここではまだ気が付いていないのですが、

このウエストベルトは見返しに使うものを流用したものでありました。

 

これはウエストベルトが続いている筈が、

エスト分を付けることを忘れてしまったので、

急遽普通のウエストベルトに変更したのでありました。

 

細くバイヤス始末にしようかとも思ったのですが、

裁断済の見返しを無駄にしたくなかったので、

それを使うことにしました。

 

そのとき、NAVIは忘れていたのです。

見返しのファスナー部分は縫い代分1.5㎝カットしてあったのです。

両方の縫い代ですから3㎝少なく、

また、ベルト端の縫い代分両方で2㎝もかかります。

なので、ベルトはウエスト上がりより、都合5㎝も短かったのです。

 

これでスカートウエストが大きいことは当然のこと

だったのですが、

これに気がついたのは完成してからでした。

ボディに着せたら、

あれ?ウエストがいつものサイズのはずなのに小さいぞ、と。

 

この時点で気が付いていれば、

ベルトを取り直したのに。

 

これが8枚接ぎの怖さでもありますか…。

きっと、縫いズレてしまい大きくなってしまったと

思い込んでいたのです。

 

エストは合わないままで、いせもきれいではありませんが、

ベルト付けを進めます。

 

 

落としミシンで仕上げるので、

ピン打ちをします。

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すみません、おそ松くんです。

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裏面もなぜかぐちゃぐちゃですが、

スプリングホックを付けました。

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さて、裾の方に移って参りましょう。

裾はまつろうかどうするか。迷いましたが、

ロックしてたたくことにしました。

 

こういうカーブ裾の場合は

ロックの差動を縮めるほうにセットして、

様子を見ながら縮めます。

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ロックぎりぎりでステッチをかけます。

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これで完成です。

 

 

いろいろとありましたが、

そこはなんとかなるもので、

きれいではありませんが、着用に遜色はないと思います。

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フレアー分はけっこうたっぷりあります。

動けば、多分きれいです。

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横姿です。

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いつも忘れてしまうのですが、

今回は裏地の様子を撮りました。

表地と比べて裏地の分量はかなり少ないです。

走行に支障がなければOKです。

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裏地と言えば、

最近はファストファッションとかGUとかの

裏地を見ると、

ちょっと情けない様子、

コストカットのせいでしょうか、

短い丈のものを見かけることがあります。

 

デザインによって、

裏地の付け方にもいろいろありますが、

「ついていれば良い」

というのは寂しいです。

 

例えばスリットのあるスカートの裏地。

基本的には見返しと接いで、

裾のロックは見えず、

裏返しても、きれいです。

ところが、

GUなどでではスリット上でちょん切られた

短い裏地が付いています。

H&Mなどのファストファッションや海外メーカーのチープなものなら

(ま、仕方ないか海外ものだからね~)

とも思えるのですが、

GUはいくら安くても、

たとえ中国産でも(中国縫製なら面倒なことでも出来るはずですが)

日本企画であれば、

縫製は低い方に流れないでほしいですね。

 

あともうひとつ、思い出しました。

 

これはユニクロです。

 

ユニクロのTシャツにご用心!です。

必ず地の目をチェックしましょう。

 

以前、リサ・ラーソンのTシャツを買おうとしたところ、

地の目がありえないくらい斜めっていたのでした。

ボーダーは裁断時にわかりやすいせいか、OKでしたが、

無地はすべてが斜めっていました~。

Tシャツの地の目が歪んでいると、

洗濯すると脇がねじれてきます。

日本製品ではありえないことで、

これが店頭に出れば、不良品で返品されるレベルです。

 

GUのキャミソールセットも斜めっていました。

 

ユニクロ系列のTシャツ関係は要注意!です。

 

あら

 

横道にそれてしまいました。

 

 

今回はこんな調子でしたが、

また次回 頑張りマス!

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***本日のビスコーニュ***

 

 

 

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美しいリバティプリント。

 

 

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では。

本日もありがとうございました🌀