アムンゼン生地で作るラップスカート。
ユザワヤさんの秋用サンプルとして、
グリーンのアムンゼン生地で何か作ってほしいとのご要望にお応えして、
作ったのが、「すてきにハンドメイド」9月号に掲載の
ラップスカートを作りました。
きれいなグリーンです。
「すてきにハンドメイド」ではウールっぽい生地を使用していたので、
てっきり裏地も付いているものと思い込んでいましたが、
なんとよく見たら一重でした。
でもこのサンプル用に裏地も用意したし、
裏を付けた方が作品的にもしっかりするので
応用として裏地を付けました。
アムンゼンの生地は表面がガサガサしているイメージで、
あまり好きな生地ではなかったのですが、
縫ってみるととても縫いやすくて
「落ち」も良いので、スカートやパンツなどにぴったりかも、ですね。
表地に合う色が無く、ちょっと濃いめの裏地ですが…。
スナップ釦でとめる仕様です。
かねてから作ってみたかった「シルクスナップ」という
くるみスナップを作ってみました。
こんな感じで裏地でくるみます。
簡単に出来るので、コートやジャケットなどに使うのもよろしいかも。
今回は裏地の色が合っていないので、溶け込めず残念!
スカートに付いている釦は飾りになりますが、
釦ホール仕様にしても良いでしょう。
ロックミシン糸も色の在庫がなかったので、
5㎜折ってコバステッチをかける仕様にしました。
縫い代はスッキリ仕上がりますが、ほつれやすい生地は向いていないです。
アムンゼンもけっこうほつれやすいですが、ぎりぎりOKでしょうか。
洗濯機で洗わないですし、大丈夫と思います。
後姿です。
このスカートとセットで、リバティのブラウスも作りました。
これはまたの機会に…。
★アムンゼン W巾 1Mあたり¥780+税 1.5m使用。
今日はパターン三昧。
皆様!
洋裁をするとき、パターンはどのようにしていますか?
市販の洋裁雑誌に付いているパターンや、
市販のパターンを利用されているのでしょうか。
自分でお洋服を作る時、けっこう問題なのが
パターンではないかと思います。
なびは平面製図から、必要ならトワル確認をして修正しますが、
オーダーの場合は仮縫いもします。
現在は不織布でトワルが組めるので、大幅な修正が無い限り
トワルはそのままパターンとして使えたりするので、
シーチング時代に比べると楽になりました。
囲み製図が出来る方は、文化とかの原型などを利用するのも
良いかも知れません。
「ミセスのスタイルブック」など、原型を利用して
かなりのパターンが作れるようになっていますね。
ちなみに、「ミセスのスタイルブック」は昔々に利用させてもらって、最近にまた
購入するようになったのですが、
また新しい原型が登場していますね。
今日は久しぶりに文化式原型(旧タイプ)を作りました。
サンプルを作成するとき用とか、
この雑誌を参考にする時とかに、あれば便利かなと思いまして。
懐かしいです。何十年ぶりでしょうか。
当時は「装苑」での利用が多かったけど…。
原型を利用する場合の利点は、かなり込み入ったパターンも
本を見ながら出来るということですね。
家庭ソーイングで原型を使いこなせたら上級者と
言えるかも知れません。
原型パターンのの問題点は
出来上がり寸法を把握出来にくい、と言う事でしょうか。
今ならバスト100㎝と120㎝の出来上がりの感触はわかります。
でも原型使用の場合、原型から○○㎝~という書き方をするので、
考えなくても良い楽な分、寸法の感覚はあまり育たないと言えます。
でも、家庭で自分のお洋服を自分に合ったサイズで作るには
最適と言えるでしょう。
皆様も、ぜひ、ご自分の「寸法」を把握しておいてくださいね。
生徒様にはサイズを測って、原型を作らさせていただきます。
スカートの原型も合わせて作れば、
パターンも自由自在に出来るようになると思います。
少しでもパターンの悩みから解放されるよう、
お手伝いさせていただきます。
ダマスクジャガード生地で秋一番のセミフレアースカート。
こんにちは!
9月に入り、そろそろ秋の準備も始めたいですね。
スカートの原型を使って、展開パターンをやっていきたいと
思っていまして…。
パターン展開の初歩である、ダーツたたみのフレアースカートを
作ってみました。
ダーツをたたんで、その開きのみでフレアー分量をだします。
ウエストから12~13㎝あたりまではフィットした
スッキリとした印象に仕上がります。
シルエットはこんな感じ。
まさしく、多くもなく、少なくもないフレアー分量と言えます。
デザインに少し変化を出したかったので、
生地巾いっぱいでとれる分量のBOXプリーツを入れました。
今年はスカート丈が長くなり、これは78㎝丈です。
作り方の順序を簡単に書いていきます。
まずは裁断です。
生地はこちら。
裁断しました。
方向性のある生地なので、差し込みはできません。
左脇コンシールファスナー開きです。
フラットニットでも良かったのですが、
コンシールが苦手なので練習練習。
表スカートが出来ました。
裏スカートも脇を縫って、後はウエストベルトを縫っていきます。
ウエストベルトが付きました。
今回はソフトに仕上げたかったので、
インベル芯は貼らないで、普通の芯を全面に貼りました。
次は裾始末です。
表地はロックしてまつり、裏地は三つ折り始末をします。
ウエストベルトに前カンを付けて、完成です!
生地がクラシックな感じです。
白いローンストライプのボリューム袖ブラウス。 おんぶバッタ。
なんだか最近涼しくなってきましたね。
とは言えまだまだ蒸し暑い日が続きます。
急に思い立って、白いトップスが作りたくなりました。
パターンは以前引いたモノを少しアレンジ。
生地は地模様のストライプが入ったローンです。
少し透け感があるかな。
なめらかな生地です。
裁断が出来ました。
用尺の関係で袖は横取りにしました。
バイヤステープを接ぎます。
半分に折ってアイロンをかけておきます。
まずは肩を縫い合わせます。
縫ったらロックをかけます。
縫い代は後ろ身頃側に倒して、アイロンをかけます。
衿ぐりはバイヤス始末にします。
衿ぐりまわりにステッチはかけないので、
縫い代を押さえるために画像のところにコバステッチをかけます。
次は袖付けです。
袖山部分のギャザーを寄せます。
ギャザーは目打ちでつぶしながら縫っていきます。
袖が付きました。
袖下と脇を縫います。
ロックをかけて縫い代は後ろに倒します。
スリットを三つ折り始末します。
裾も同じように三つ折りします。
袖口は1㎝巾ゴムを輪っかにして、
ゴムを入れ込みながら縫っていきます。
出来ました💗
ふんわりお袖です。
何にでも合いそうな白いブラウスです。
ストライプの地模様の陰影が、さりげなく表情を作っているでしょうか。
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我が家に生息しているバッタくん。
(昆虫が苦手な方はスルーしてくださいね)
どこにいるか、わかりますか?
なんと、おんぶバッタでした!
親子でしょうか。
ほほえましいです。
ちょっとそこまで…。ペタンコバッグ。
台風が来ているせいか、お天気が不安定ですね。
涼しいのはありがたいですが、夏はやっぱり暑くないと、
作物に影響が出てしまうので、今年はどうなんでしょう。
前回のエプロンに添えて、同じプリントのペタンコバッグを作りました。
真四角のバッグです。
持ち手は合皮テープをチョイスしました。
さっそく制作していきます。
今回はけっこう丁寧にやってますよ~。
まず裁断です。
表地・内布・芯 :断ち切り 縦62㎝ 横32㎝(縫い代はすべて1㎝)です。
表地に芯を貼ります。
内布と内ポケットはシーチング程度の生地を使います。
ポケットの大きさは適当です、断ち切りで縦15㎝、横20㎝くらいでしょうか。
持ち手は合皮テープの1.5cm巾を断ち切りで35㎝2本です。
縫製行きま~す。
表地に芯を貼ってくださいね。
最初に表地に持ち手を付けます。
位置は中心から左右に5㎝で、内々で10㎝となります。
合皮はしっかりしていて、本縫いの時に斜めることがあるので、
しっかりめに付けておいてください。
持ち手が付きました。
次は内布ポケットです。
ポケット口は1㎝の三つ折りです。
バッグ口から5㎝のところに付けてください。
ポケットはお好みで自由にやっちゃってください。
表地と内布を中表に合わせて、両端のバッグ口を縫います。
今縫っています。
ちなみに縫い代はすべて1㎝になります。
縫ったら縫い代をアイロンで割ってください。
表布と内布の底を輪にして、脇を合わせて両脇を縫います。
切り替えの部分がずれないように、切り替えのところから出発します。
内布に片方は10㎝くらい返し口を縫い残してくださいね。
両脇を縫いました。
パカっと開いているのは返し口です。
縫い代は割ります。
このあと、表に返します。
返しました。
完成まであともう一息です!
返し口を縫い閉じます。
ミシンステッチを見せたくない方は、細かくまつってくださいね。
縫い代が割れているのを確認しながら、
内布を中に入れ込みます。
バッグ口の接ぎ部分は、毛抜き合わせになります。
バッグ口をコバステッチで押さえます。
持ち手のところはまがっていたら、まっすぐに矯正します。
ネームを付けました。
完成しました!
裏面です。
模様が違います。
ちょっとそこまでのお散歩バッグに。
サブバッグに。
書類を入れたい時に。
いかがでしょうか。
★ 表布: 綿麻プリント ユザワヤで購入
内布: シーチング IKEAで購入
持ち手: いせきで購入
なびの定番、楽ちんエプロンー②
エプロンはシンプルなデザインです。
切り替えの部分にポケットがあります。
基本的に切り替えとポケットを縫った後、
ぐるりをひもを縫いこみながら仕上げます。
ひもは市販のテープを利用するとより簡単ですが、
共布で作ることもできます。
前回のパターンがこちらです。
縫い代は切り替えが1.5cm、ぐるりが2㎝つけます。
ポケット口は1.5cm、まわりは1㎝です。数字の単位は㎝です。
これから作っていきます。
まずは
裁断です。
左の四角いのは余った生地でバッグを作ります。(これは後日upします。)
エプロンのパーツは3枚です。
市販のテープは長いの3本を片端を三つ折りします。
共布の場合はこちら。
アイロンで縫い代を折っておきます。
長いひも3本は片端始末をします。
画像のように縫い代の両端を縫いこんでおくと後が楽です。
端をコバステッチで縫っていきます。
ひもが完成しました。画像は長いのを折っているので多く見えますが。
90㎝が2本(ウエスト用)65㎝1本(右肩)12㎝1本(左肩)の4本です。
ポケット口に切り込みを入れて、三つ折りします。
ポケット向こう布と本体上身頃を接ぎます。
ポケット周りはアイロンで折っておくか、ロックをかけておきます。
ポケット口を除いて、切り替え部分を接ぎます。
切り替え部分の縫い代始末をします。
これは折りふせ縫いにしました。
内側の縫い代を半分カットし、上になる縫い代を織り込みます。
ロック始末でもOKです。
ポケット周りを縫います。
ぐるりの縫い代2㎝をアイロンで折っておきます。
まずは両脇を三つ折りします。
紐付け位置にはひもを縫いこみながら、ぐるりを三つ折りします。
最後にひもを表側に起こして止めステッチをかけます。
完成した全体図がこちらです。
後はクロスして前でリボン結びします。
これは共布タイプです。
肩はこのように結びます。
長さは好みで調節できます。
ポケットです。
今回制作したのはこの2タイプです。
これは生地は綿麻無地と綿麻プリント、市販テープを使用しました。
こちらはめん100%の生地で、無地はシーチング程度の厚さの生地、
プリントはオックス生地です。
ひもは無地の共布です。
簡単で楽で、生地もそんなにかからないので、ぜひ作ってみて下さい。
腰回りがもう少し欲しい方は。脇の直線で足してください。
長さが欲しい方は…書かなくてもおわかりですよね?
裾で足してください。
パターンで動かさないほうが良い箇所は
前の胸当てと脇のひも付けの位置でしょうか。
ひもの結ぶ位置がウエストに無いと、ヘンな位置で結ぶことになりますので。
エプロン初心者のなびですが、今後は活躍しそうなので
またいろいろ考えて、
例えば、お外に着て行っても(コンビニとか)違和感ないような、
オサレなタイプも研究してみたいと思いま~す。
★生地 綿麻の無地とプリントと、オックスプリント、綾テープ → ユザワヤで購入。
綿100%無地はIKEAの生地コーナーで購入。