レース生地で上品セットアップ
レース生地でサンプルを作りました。
カットワークの穴がけっこう大きくて、しばし悩みまして、
①裏打ちするべきか?
②裏打ちするなら裏地、それともオーガンジー?それとも…。
穴の最大は針目で5針くらいありそう。
縫うところが穴と穴がぴったりあってしまったら、
大きな穴になってしまうのではないか?
レース模様をじーっと見ていたら、レンコンの穴に見えてきた。
などなど、思案しまして、決断したのは
トップスはボリューム袖のブラウス。
ボトムはAラインスカート、に決定。
ブラウスは身頃のみ裏地で裏打ち。
スカートはヨークと見返しは裏打ち(芯を貼るので)、スカート部分はふらし。
上と下では仕様を変えました。
サンプルを作る場合はなびの好きなデザインではなく、
市販のパターンや、レシピが提供できるものを心がけています。
店頭に飾られるので参考商品としてだけではなく、
お客様により具体的な提案をさせていただくためです。
今回は「プルオンブラウス」という市販のパターンでブラウスを、
スカートは「ミセスのスタイルブック」の盛夏号に掲載されていた
レースのスカートのパターンを作成しました。
出来上がったのがこちら。
ブラウスの袖はシンプルにカットワークを利用した方が良かったかな?
穴がボコボコで縫いにくいかな、と思いましたが、
それほどでもなかったです。
ブラウスの裾もカットワークになっています。
生地が残りましたので、使い切るために
バッグも作りました。
せっかくなら裏打ちで遊んでみたいと思って、
プリントをチョイスしてみました。
夏らしい籐の持ち手のくだけすぎないグラニーバッグです。
レースのセットアップが上品な奥様風に出来上がったので
バッグも少し甘いイメージで…。
★ 生地はユザワヤより提供。