なびの洋裁教室ブログ

自由に簡単にお洋服を作りたい!お気に入りの生地がカタチになっていくワクワク感を体験してくださいね。

リバティの新作プリント生地でプルオーバーを作成。

前回のラップスカートのトップスとして

リバティのダルメシアンプリントで

Vネックのタックプルオーバーを作りました。

 

遠目からはなにやら小紋柄…?

ですが、近くで見ると

なんと101匹ワンちゃんでした!

 

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パターンは例によってお客様に作っていただきやすいように、

市販のパターンを利用します。

 

作成手順を簡単に書いていきます。

 

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パターン用不織布ですいすいとパターンを写します。

 

そして裁断。

リバティは高級品なので間違ったら大変!

 

袖は筒袖だったのですが、

ちょっとカジュアルで素っ気ないかな?と思ったので、

袖のパターンを展開して、

袖丈を5㎝伸ばして普通の長袖丈にして、

袖口のみをを袖中心から左右に7㎝ずつ、計14㎝展開して広げ、

パフってしまいました。

丁度、110㎝巾で横で2枚とれるカタチです。

 

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プリントのせいで何がどうなっているのか、わからないですが、

これから衿ぐりを縫おうとしています。

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衿ぐりを縫い終わり、前のタックを縫いとめて

袖をくっつけました。

バカボンのパパが着そうなシャツみたいになっています。

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前のタックはこんな感じ、と言いたいのですが

よくわかららないですね…。

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袖口は開きなしで

1.5cm巾のカフス仕立てです。

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出来上がりです。

リボンは展示用のアクセ代わりに共布で作りました。

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後ろ姿です。シンプルですね。

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横姿です。

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ラップスカートに合うために、生地やパターンが選ばれたわけではないですが、

なんとか様になっているでしょうか。

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リバティの中ではめずらしいワンちゃんプリントで、

最初は「うううぅぅ…」と思ったのですが、

作ったらそんなにヘンではなかったので

ひと安心です。

 

このサンプルで生地がいっぱい売れますよう、お祈り申し上げます。

 

 

★  リバティタナローンプリント  1Mあたり¥3000+税

アムンゼン生地で作るラップスカート。

ユザワヤさんの秋用サンプルとして、

グリーンのアムンゼン生地で何か作ってほしいとのご要望にお応えして、

作ったのが、「すてきにハンドメイド」9月号に掲載の

ラップスカートを作りました。

 

きれいなグリーンです。

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「すてきにハンドメイド」ではウールっぽい生地を使用していたので、

てっきり裏地も付いているものと思い込んでいましたが、

なんとよく見たら一重でした。

 

でもこのサンプル用に裏地も用意したし、

裏を付けた方が作品的にもしっかりするので

応用として裏地を付けました。

 

アムンゼンの生地は表面がガサガサしているイメージで、

あまり好きな生地ではなかったのですが、

縫ってみるととても縫いやすくて

「落ち」も良いので、スカートやパンツなどにぴったりかも、ですね。

 

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表地に合う色が無く、ちょっと濃いめの裏地ですが…。

 

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スナップ釦でとめる仕様です。

かねてから作ってみたかった「シルクスナップ」という

くるみスナップを作ってみました。

 

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こんな感じで裏地でくるみます。

簡単に出来るので、コートやジャケットなどに使うのもよろしいかも。

今回は裏地の色が合っていないので、溶け込めず残念!

 

スカートに付いている釦は飾りになりますが、

釦ホール仕様にしても良いでしょう。

 

 

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ロックミシン糸も色の在庫がなかったので、

5㎜折ってコバステッチをかける仕様にしました。

縫い代はスッキリ仕上がりますが、ほつれやすい生地は向いていないです。

アムンゼンもけっこうほつれやすいですが、ぎりぎりOKでしょうか。

洗濯機で洗わないですし、大丈夫と思います。

 

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後姿です。

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このスカートとセットで、リバティのブラウスも作りました。

これはまたの機会に…。

 

 

 

アムンゼン W巾 1Mあたり¥780+税  1.5m使用。

  

今日はパターン三昧。

皆様! 

洋裁をするとき、パターンはどのようにしていますか?

 

市販の洋裁雑誌に付いているパターンや、

市販のパターンを利用されているのでしょうか。

 

自分でお洋服を作る時、けっこう問題なのが

パターンではないかと思います。

 

 

 

なびは平面製図から、必要ならトワル確認をして修正しますが、

オーダーの場合は仮縫いもします。

 

現在は不織布でトワルが組めるので、大幅な修正が無い限り

トワルはそのままパターンとして使えたりするので、

シーチング時代に比べると楽になりました。

 

 

囲み製図が出来る方は、文化とかの原型などを利用するのも

良いかも知れません。

 

「ミセスのスタイルブック」など、原型を利用して

かなりのパターンが作れるようになっていますね。

 

ちなみに、「ミセスのスタイルブック」は昔々に利用させてもらって、最近にまた

購入するようになったのですが、

また新しい原型が登場していますね。

 

今日は久しぶりに文化式原型(旧タイプ)を作りました。

サンプルを作成するとき用とか、

この雑誌を参考にする時とかに、あれば便利かなと思いまして。

 

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懐かしいです。何十年ぶりでしょうか。

当時は「装苑」での利用が多かったけど…。

 

原型を利用する場合の利点は、かなり込み入ったパターンも

本を見ながら出来るということですね。

家庭ソーイングで原型を使いこなせたら上級者と

言えるかも知れません。

 

原型パターンのの問題点は

 

出来上がり寸法を把握出来にくい、と言う事でしょうか。

 

今ならバスト100㎝と120㎝の出来上がりの感触はわかります。

 

でも原型使用の場合、原型から○○㎝~という書き方をするので、

考えなくても良い楽な分、寸法の感覚はあまり育たないと言えます。

 

でも、家庭で自分のお洋服を自分に合ったサイズで作るには

最適と言えるでしょう。

 

皆様も、ぜひ、ご自分の「寸法」を把握しておいてくださいね。

 

 

生徒様にはサイズを測って、原型を作らさせていただきます。

スカートの原型も合わせて作れば、

パターンも自由自在に出来るようになると思います。

 

 

少しでもパターンの悩みから解放されるよう、

お手伝いさせていただきます。

 

  

 

 

 

 

ダマスクジャガード生地で秋一番のセミフレアースカート。

 

こんにちは!

9月に入り、そろそろ秋の準備も始めたいですね。

 

スカートの原型を使って、展開パターンをやっていきたいと

思っていまして…。

パターン展開の初歩である、ダーツたたみのフレアースカートを

作ってみました。

 

ダーツをたたんで、その開きのみでフレアー分量をだします。

エストから12~13㎝あたりまではフィットした

スッキリとした印象に仕上がります。

 

シルエットはこんな感じ。

 

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まさしく、多くもなく、少なくもないフレアー分量と言えます。

デザインに少し変化を出したかったので、

生地巾いっぱいでとれる分量のBOXプリーツを入れました。

 

今年はスカート丈が長くなり、これは78㎝丈です。

 

 

 

 

作り方の順序を簡単に書いていきます。

 

 

 

 

まずは裁断です。

 

生地はこちら。

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裁断しました。

方向性のある生地なので、差し込みはできません。

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左脇コンシールファスナー開きです。

フラットニットでも良かったのですが、

コンシールが苦手なので練習練習。

 

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表スカートが出来ました。

裏スカートも脇を縫って、後はウエストベルトを縫っていきます。

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エストベルトが付きました。

今回はソフトに仕上げたかったので、

インベル芯は貼らないで、普通の芯を全面に貼りました。

 

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次は裾始末です。

表地はロックしてまつり、裏地は三つ折り始末をします。

 

 

 

エストベルトに前カンを付けて、完成です!

 

 

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生地がクラシックな感じです。

 

 

 

 

 

 

白いローンストライプのボリューム袖ブラウス。  おんぶバッタ。

なんだか最近涼しくなってきましたね。

とは言えまだまだ蒸し暑い日が続きます。

 

 

急に思い立って、白いトップスが作りたくなりました。

 

パターンは以前引いたモノを少しアレンジ。

生地は地模様のストライプが入ったローンです。

少し透け感があるかな。

なめらかな生地です。

 

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裁断が出来ました。

用尺の関係で袖は横取りにしました。

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バイヤステープを接ぎます。

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半分に折ってアイロンをかけておきます。

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まずは肩を縫い合わせます。

縫ったらロックをかけます。

縫い代は後ろ身頃側に倒して、アイロンをかけます。

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衿ぐりはバイヤス始末にします。

衿ぐりまわりにステッチはかけないので、

縫い代を押さえるために画像のところにコバステッチをかけます。

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次は袖付けです。

袖山部分のギャザーを寄せます。

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ギャザーは目打ちでつぶしながら縫っていきます。

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袖が付きました。

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袖下と脇を縫います。

ロックをかけて縫い代は後ろに倒します。

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スリットを三つ折り始末します。

裾も同じように三つ折りします。

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袖口は1㎝巾ゴムを輪っかにして、

ゴムを入れ込みながら縫っていきます。

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出来ました💗

ふんわりお袖です。

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何にでも合いそうな白いブラウスです。

ストライプの地模様の陰影が、さりげなく表情を作っているでしょうか。

 

 

 

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我が家に生息しているバッタくん。

(昆虫が苦手な方はスルーしてくださいね)

 

 

どこにいるか、わかりますか?

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なんと、おんぶバッタでした!

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親子でしょうか。

ほほえましいです。

 

 

 

ちょっとそこまで…。ペタンコバッグ。

台風が来ているせいか、お天気が不安定ですね。

涼しいのはありがたいですが、夏はやっぱり暑くないと、

作物に影響が出てしまうので、今年はどうなんでしょう。

 

 

 

前回のエプロンに添えて、同じプリントのペタンコバッグを作りました。

 真四角のバッグです。

持ち手は合皮テープをチョイスしました。

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さっそく制作していきます。

今回はけっこう丁寧にやってますよ~。 

 

 

 

まず裁断です。

表地・内布・芯 :断ち切り 縦62㎝ 横32㎝(縫い代はすべて1㎝)です。

 

表地に芯を貼ります。

 

内布と内ポケットはシーチング程度の生地を使います。

ポケットの大きさは適当です、断ち切りで縦15㎝、横20㎝くらいでしょうか。

 

持ち手は合皮テープの1.5cm巾を断ち切りで35㎝2本です。

 

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縫製行きま~す。

表地に芯を貼ってくださいね。

 

最初に表地に持ち手を付けます。

位置は中心から左右に5㎝で、内々で10㎝となります。

 

合皮はしっかりしていて、本縫いの時に斜めることがあるので、

しっかりめに付けておいてください。

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持ち手が付きました。

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次は内布ポケットです。

 

ポケット口は1㎝の三つ折りです。

 

バッグ口から5㎝のところに付けてください。

 

ポケットはお好みで自由にやっちゃってください。

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表地と内布を中表に合わせて、両端のバッグ口を縫います。

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今縫っています。

ちなみに縫い代はすべて1㎝になります。

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縫ったら縫い代をアイロンで割ってください。

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表布と内布の底を輪にして、脇を合わせて両脇を縫います。

 

切り替えの部分がずれないように、切り替えのところから出発します。

 

内布に片方は10㎝くらい返し口を縫い残してくださいね。

 

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両脇を縫いました。

パカっと開いているのは返し口です。

 

縫い代は割ります。

 

このあと、表に返します。

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返しました。

 

完成まであともう一息です!

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返し口を縫い閉じます。

 

ミシンステッチを見せたくない方は、細かくまつってくださいね。

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縫い代が割れているのを確認しながら、

内布を中に入れ込みます。

バッグ口の接ぎ部分は、毛抜き合わせになります。

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バッグ口をコバステッチで押さえます。

持ち手のところはまがっていたら、まっすぐに矯正します。

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ネームを付けました。

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完成しました!

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裏面です。

模様が違います。

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ちょっとそこまでのお散歩バッグに。

サブバッグに。

書類を入れたい時に。

 

いかがでしょうか。

 

 

 

★   表布:  綿麻プリント  ユザワヤで購入

    内布:  シーチング  IKEAで購入

    持ち手: いせきで購入