なびの洋裁教室ブログ

自由に簡単にお洋服を作りたい!お気に入りの生地がカタチになっていくワクワク感を体験してくださいね。

折ってたたんで簡単ティッシュケース付き小物入れ 100均の手拭いで。

折って端を縫うだけで、簡単に出来る小物入れです。

さて、どうなっているのでしょう。

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ティッシュケースが手前に、小物入れはダブルの仕様になっています。

 

長方形の生地をたたんで、折って作ります。

 

今回の生地は100均の手拭い。

これを縦半分に切ります。

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今回はこの4柄です、

 

パターンはこんなにシンプル。

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裁断をしたら、折る場所に切り込みを入れます。

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山とか谷と書いてあるのは折り方ですね。

 

 

アイロンで折っていきます。

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折りました。

この両端をミシンで縫います。

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縫い代は1㎝です。

手拭いの端の三つ折りは長い部分のみカットします。

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あっという間に縫ったら、ひっくり返します。

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返しました。

アイロンで形を整えます。

手前がティッシュケース、その奥にダブルの小物入れ部分があります。

 

 

タブを付けます。

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完成です。

 

 

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折るのが少々複雑?とも言えますが、

折ってしまえば

あら不思議!

 

ちゃんと使える小物入れが完成します。

なんだかいろいろな生地で作ってみたくなりました。

生地を裁断した後の残布でそ、の都度裁断しておくのも良いかも、ですね。

 

 

この手拭いの場合は

コストは1個¥54+タブ のみ。

ちょっとしたお礼とかにいかがでしょう。

 

 

 

 

 

 

バティックのギャザーロングスカート

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バティックの柄にはいろいろな種類があり、

地方によって柄が違ったり、用途などで違います。

手法も手描き、型押し、プリント…。

なびはこだわりは無く、パッと見て気に入ったものを選びます。

 

今回のバティックはパネル柄ではなく、総柄に近いものです。

(裾が控えめなボーダー柄になっています。)

 

一般的な1m×2mサイズを余すことなく

すべて使い切りました。

 

スカート丈は長めの80㎝になっています。

 

生地はこんな感じです。

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裁断は直線のみの直断ちです。

 

 

まず、本体のスカートです。

スカート丈80+2㎝縫い代(ウエスト、裾各1cmづつ)で82㎝にカット。

エスト部分は4分の1で25㎝、全体で100㎝になるようにタックの分量を決めます。

この生地の場合は横取りではなく縦でとりましたので

生地巾(110㎝-縫い代2㎝)÷ 2 = 54㎝(4分の1の寸法)

54㎝-25㎝ = 29㎝(タック分)

スカートの中心を折って、輪にした中心から

5㎝、10㎝タック、5㎝、10㎝タック、5㎝、9㎝タックのしるしを付けます。

 

タックは決まりがあってないようなものなので、生地巾によって変えてくださいませ。

 

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エストベルトは断ち切りで102㎝×8㎝です。

ゴムは2~2.5㎜巾を断ち切りで、ウエスト寸法-3㎝です。

 

今回は残った布でウエストリボンを作ります。

エストベルトの端布でリボン通しも作ります。

 

裁断ができました。

この生地は110巾だったので、一般の生地も同じようにできますね。

 

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まずはタックをとります。

 

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 タックを

ミシンで止め縫いをします。(9㎜のところ)

 

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スカート脇を縫います。縫い代は割ります。

エストベルトも輪っかにします。

 

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リボン通しです。ループを作る要領で作ります。

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エストベルトを縫っていきます。

今回は裏面側から縫います。

 

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ゴムを1㎝重ねて縫います。

 

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エストベルトにゴムを入れて、縫う部分が平らになるよう、

ゴムを引き出しながら縫います。

 

ゴムを入れながら縫うのが難しい場合は、ゴム通しを縫い残して

後から入れても良いですが、この方法に慣れると、楽です。

 

両脇にリボン通しをはさみ込みます。

 

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リボン通しの片方を画像のように縫いとめます。

 

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裾を縫います。

裾は細い三つ折り始末がされていますが、それだけでは頼りないので、

1㎝折ってミシンをかけました。

 

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これでスカートは完成!

最後にリボンを縫います。

リボン布2枚を接ぎます。縫い代は割ります。

 

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縦半分に折って、 

返し口を10㎝くらい残してコの字を縫います。

 

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割りアイロンをかけて返し口から返します。

 

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毛抜き合わせにして、角などをアイロンで整えます。

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返し口をコバステッチで縫い閉じます。

 

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完成です♪

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リボンは脇のリボン通しに通します。

結ぶ場所などはお好みで…。

 

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後ろ姿です。

 

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裾の控えめなボーダー模様。

 

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けっこう存在感があります。

リゾートなどに良さそうですね。

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丈を変えれば、また違った雰囲気になるでしょう。

 

 

 

バティックで作るのも、おもしろくなってきました。

 

今度は何を作ろうかなぁ💛

 

 

 

夏も終盤、でもさわやかなストライプでプルオーバー。お花:ゴーヤも盛りを過ぎました。

今年はストライプに目が行って行って仕方がない。

もう夏も終わるけど、ブルーのストライプで作ってしまいました。

 

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イレギュラーなストライプで、表情が面白くなるかな?と

期待したけど、用尺を優先してしまったら

ちょっとストライプの良さが半減してしまったかも。

 

生地は播州織の先染めストライプです。

綿100%で表面がわずかに縮緬のようになっていて、

ふわっとした肌触りの良いモノです。

 

なびの定番フレンチのパターンを使用しました。

前中心で接いでキーネック風のスリットを入れました。

 

このパターンはあっという間に出来るので重宝しております。

蒸し暑い日が戻ってきましたが、

空気は夏の終わりを感じさせます。

お洋服も暑い日でも袖付きを選び、カラーも

少しシックな感じに移行する季節ですね。

 

そろそろ秋の準備を始めましょうか。

 

 

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毎年命をつなぎながら育ってくれるゴーヤです。

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赤ちゃんゴーヤ

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今年のゴーヤはいつもより小ぶりです。

 

なぜか?

 

理由はわかっているんです。

 

去年種を取ったゴーヤが小さかった…。

 

いつもはその年の一番立派なゴーヤを黄色くなるまで熟れさせて

種を取ります。

去年は知らない間に小さめのがパカっと種を出すまで

気が付かなくて、捨てるのもナンだと思い

来年用の種にまぜてしまいました。

 

今年芽吹いたのが小さいゴーヤの種だったのかなぁ。

すべてのゴーヤが小さい!

 

ま、小さい方が使い切れて良い、とも言えます。

 

今年もすでに種を取り始めましたが、来年も小さくて良いかなぁ…と

思案する今日この頃です。

 

 

 

小物や雑貨もパターンがあれば便利。それと手作り雑感。お花:日日草

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小物や雑貨はパターン無しでも直断ちで作ったりできます。

 

でも、なびはほとんどパターンを作ります。

服のパターンはA4の紙袋で保管しているのですが、

雑貨の場合はパターンが小さかったりしますので、

このように、簡単に透明袋に入れてチョー簡単な絵を描いて保存しています。

(見栄えが良くないので、紙の小袋に代えようかな~)

 

今週は雑貨週間で、小物のパターンを一気に作って

バリバリと作成中です。

 

ただ今、雑貨用にネームを注文しているので

楽しみに待っている最中です。(チープなのでちょっと心配)

 

雑貨は専門に作ったことがないので、サイズ感とかは

勉強しながらやってます。

既製品と手作りの中間あたりの完成感をねらっています。

 

雑貨には手芸も取り入れやすいので、

時間があればハマりたいですね。

 

既製服ではなるべく手仕事は避けるようになっています。

どんなことでも効率を考えて、ミシンで処理するようになります。

なので、なびも自然と何でもミシンを使うのが当たり前となっていますが、

最近、ハタと気が付いたのです。

 

ミシンの歴史ってどれくらい?

たぶん、たかだか100年くらい。

しかも家庭で使われるようになったのは、ここ50年あるかないかってところ。

 

有史以来ほとんどの期間、衣服などは手縫いだったのです。

今はなんとなく手縫いよりミシンが優勢ですが、

ミシンがないから何も作れない、とか

手縫いではちょっと恥ずかしい、とか

ナンセンスですね。

 

中世のマリーアントワネットも手縫いのドレスを着ていたのですよね。

 

幸い、和服の世界では手縫いの方が高級…と言うか。

ミシンで縫製なんて安い浴衣ぐらいです。

 

とは言っても、手で縫い始めると

ミシンにしておけば良かった、とすぐにへたれてしまうのも事実。

 

なびのように、なんでもミシンで縫おうとする習性が染みついてしまった方も

又はミシンの方が高級…的な考えの方は、今一度立ち止まって

手縫いの良さを見直しても良いかも知れません。

現に高級テーラーなどでは最高級スーツはほとんど手仕事らしいです。

 

雑貨や小物、赤ちゃんの服などは小さいこともあって、

手縫いで十分かも知れません。

 

なびも昼間はミシンをガーーっと使っていても、

これからの秋の夜長などを利用して、なにがしか手仕事をしようかな。

皆様もなにか、手でチクチク作ってみてくださいね。

 

 

 

 

 

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夏に元気なお花の2番手、日日草です。

なぜ2番手かというと、これはなび的に我が家の狭い花壇での地位です。

夏場はあまり花が育ちません。

あまり暑いとダメなんですね。

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夏の代表はひまわりとか、朝顔とか、ありますが、

朝顔は好きですが、ひまわりとかダリア(ジニア)とかは好きではありません。

基本は高原にそよぐやわやわしたお花が好みです。

 

でも、好きなお花ばかりが合うとは限りません。

ガーデニングの腕もありませんしね。

なびのガーデニングの条件は

1、丈夫なもの。2、値段が高くないこと。→これは比例します。

をクリアしつつ、全体のバランスを見て決めます。

色はブルー系や白い花が好きですが、

夏場は色も赤っぽいのとかの濃い色が映えます。

薄めの色は元気な緑に負けてしまうのですね。

 

そんな夏場の定番はサフィニアペチュニアが1番、

日日草とアメリカンブルーが2番手になっています。

他は気分や種や花屋さんによっていろいろ。

 

この日日草はペチュニアの種を蒔いたら

なぜかまじっていて発芽して育ったもの。

ポットで買ったものより元気に育っています。

 

種から育てるのが楽しい今日この頃であります🌼

 

 

 

 

 

IKEAの生地でエコバッグ  お花:けなげな芽

IKEAの生地が好きです。

行くたびに何かしら買ってしまいます。

北欧のユニークなプリントが多いです。

今回は、日よけスクリーンにした生地の残り。

大胆でカラーも面白いリーフ柄です。

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こういう感じだと何が何やら…

 

裁断しました。

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当初は裏布を付けようと思っていましたが、

厚ぼったくなるので変更して一重に。

 

 

この色のミシン糸は無かった…。

そういう時はこういうベージュが役に立ちます。

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持ち手を縫っていきます。

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ポケットが出来ました。

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裏布付きだったらバッグ口は突き合わせ仕様だったので、縫い代は1㎝しかありません。なので、見返しを接ぐことにしました。

持ち手をはさんで縫います。

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ポイントにタグを縫いました。

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丈夫にするため、脇とマチ部分は袋縫い始末にします。

まず、表側から4㎜くらいで縫っていきます。

マチも同様にします。

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毛抜き合わせで整えて、6㎜で縫っていきます。

マチも同様にします。

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バッグ口の見返しに肩掛けをはさみ込んで縫います。

ポケットも同様にはさみます。

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肩掛けをおこして、バッグ口をコバステッチかける際に止めミシンをかけます。

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出来ました!

何の柄か、なんてもうわかりませんね。

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肩掛けは使わないときはバッグの中に入れておきます。

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たたんでポケットに収納できます。

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持ち手が幅広く作ってあるので、少々重くても辛さが軽減出来ます。

なかなか使い勝手も良さそうですね。

エコバッグはすでに生活必需品…

楽しいプリント柄で毎日を楽しく♪

 

 

 

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この芽が芽吹いている場所は…

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ブロック塀でありました。

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今年の夏は梅雨みたいに雨が多くて、気温も低くて異常ですね。

だからか、こんなものを発見しました。

 

とても育つとは思えないけど、芽吹き記念にカシャリ。

 

 

8号帆布カットクロスでトートバッグ。

50㎝カットクロスほぼ使い切りのトートバッグです。

 

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内布は白地のIKEAのユニークなプリントを使いました。

 

持ち手は合皮テープを2重にしたもの。

 

生地はこんな感じ。

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裁断しました。

芯は普通厚タイプを内布に貼ります。

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縫製していきます。

今回は白と黒で糸を変えるので、ミシンは2台使います。

先ずは内ポケットから。

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両脇を縫います。その時、返し口を12~3㎝あけておきます。

底のマチを縫います。

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内布出来ました。

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本体にいきます!

両脇を縫います。

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マチ底を縫います。

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表と内布が出来ました。

これから合体させていきます。

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中表に入れ込んで、バッグ口を揃えます。

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ぐるっと1㎝の縫い代で縫っていきます。

 

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縫えました。

返し口から返します。

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返しました。

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返し口をミシンのコバステッチで閉じます。

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バッグ口4㎝を見返しにして、軽くアイロンをかけておきます。

 

 

持ち手を作ります。

本来は本革テープを使用したいところですが、手持ちがなかったので

少々薄いですがテープがあったので、2枚重ねて使うことにしました。

 

45㎝に切った合皮テープを2枚合わせて、真ん中で止めミシンをかけます。

縫いかけたら途中から動かなくなったので、

上下にハトロン紙を敷きました。

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内々で12㎝の位置に4㎝縫いとめます。

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底板をカットして、底に敷きます。

 

出来上がりです。

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シンプルですが、丈夫に出来たようです。

 

持ち手を変えると表情が違うかも知れませんね。

 

また生地違いで作ってみたいと思います。

縫製7つ道具 と 縫製工場への思い。

 

なびが縫製をする際に、ミシンのそばに置いておく道具がこちらです。

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★マチ針と針とピンクッション

 マチ針は玉付にしています。

 以前はドレスピンのみでしたが、目が悪くなって、取り忘れがあったりしたので。

 基本的にマチ針もほとんど使わなかったのですが、最近は使うようにしています。

 ゴム通し用の安全ピンも刺さっています。

 このピンクッションはかつての同僚からいただいたもの。

 大切に使用させていただいています。

 

★15㎝の竹尺

 ちょちょっと細かな寸法を確かめるときに使います。

 これくらいのサイズが使いやすいかな。

 

★目打ち

 これは目打ちではなく、千枚通しですね。

 縫い代を押さえたりするのに使います。

 以前は爪が長かったので、爪を目打ち代わりにしていたのですが、

 目打ちの方が押さえが効くことに気が付いて、

 目打ちがすべて行方不明だったときに、仕方なしに

 千枚通しで代用して、それを縫製に使ったら、あら、長くて便利!

 という事でそれ以来、縫製には千枚通しを使っています。

 

★糸切はさみ

 永らく自動糸切がついていないミシンを使っていたので、

 何はなくとも糸切は必要で、これはダイソーで買った

 お安い品物ですが、先が尖っていて切れ味も良く、活躍しています。

 なびは後で糸切処理をするのがイヤなので、

 工程の都度、必ず糸切りをするようにしています。

 仕上げアイロンの時にいちいち切るのが面倒なんです。

 

★小ばさみ

 手芸用の先が鋭い小さなはさみです。

 糸切にも使いますが、切り込みを入れたり、余分な縫い代を

 カットするときに便利に使っています。

 

★上は縫製用のクリップと長年愛用しているピンクッションです。

 クリップはあまり利用しませんが、ラミネートとか皮モノを縫うときに

 利用します。

 

 

これらをふた付きのBOXに入れてます。

ふたにはネームやファスナー、レースなど

縫製中の細かな附属を入れて、紛失を防いでいます。

  

それぞれ縫製に必要とする道具は違ってくると思いますが、

なび的に必需品はこんな感じです。

 

 

 

縫製は専門分野ではなかったので、縫製工場的な実践は経験ないですが、

パタンナーは縫製指示をしなければならないので、

縫製屋のおっちゃんと相談しながらやっていくわけですが、

まだ若い二十歳そこそこのピヨピヨ相手に、おっちゃんも大変だったと思います。

 

裁断屋さんと縫製屋さんは違う工場が多かったですが、

この場合はトラブルがあっても、(トラブルと言っても、

ここの縫い代が5㎜足らないとか言う、大事には至らないけど、

効率が悪くなるもの)裁断後ではどうしようもなく

縫製屋さんにご苦労をかけることになります。

 

そういったことはサンプル縫製の段階でクリアしなければならないのですが、

サンプル屋さんが1枚くらいどうにでもなる~とか思って、教えてもらえないと、

そのまま工業用パターンが作成されてしまいます。

 

工業用パターンは「このデザイン」で「この生地」を「この縫製」でという

1型専用パターンなので、効率も最優先課題になります。

 

縫製工場が決まったら、生産の前に縫製サンプルでお互いチェックし合うのですが、

裁断済みの場合がほとんどなので、もし工程にさしさわる問題が発覚したら

重大問題でなければ、縫製屋さんが頑張ってくれることになります。

 

愛知や岐阜には小規模の裁断、縫製屋さんが多く、そういった工場と

たくさん仕事をしました。

縫製屋さん以外にも、釦ホール専門、プリーツ専門、刺繍専門、プリント専門…

いろいろな専門の加工屋さんがあります。

 

裁断と縫製が同じ工場ですと、裁断の段階で「ここをこうすれば能率が上がるよ」

と教えていただくこともありました。

でも基本、こちらの指示を守る縫製屋さんがほとんどでしたので、

なび側もいい加減な仕事は出来ません。

 

そういった時代の後に、海外生産全盛期がやってきました。

ねこも杓子もCHINA、CHAINA、でしたが、

日本の縫製工場の受難の時代がやってきました。

繊維部門に限りませんね。

 

かつてボロ雑巾のような編地しか作れなかったCHINAが、

日本の技術、設備、管理の支援を経て、すごく成長しました。

 

なびはその時代をまじまじと見てきました。

 

CHINAの実態もこの目で見て、体験もしてきました。

 

日本を空洞化させて、CHINAを太らせてしまったら、

日本の縫製業界はどうなるのか。

火を見るより明らかです。

 

仕事が無くなり、工場をたたんだ話はめずらしくなく、

CHINAに入れあげて会社を潰した例を何社も見ました。

商社を通して生産だけ委託していた会社は大丈夫。

CHINAに進出して投資した会社は大変な目に遭っていると思います。

ユニクロぐらいCHINAで歴史と実績がある会社は別)

 

でもなびはCHINAの弱点を知っているのです。

 

生産 = 技術習得 という図式のあとは、

世界の工場からの脱皮を目指すのは必然です。←今ココ

 

日本にあってCHINAに無いのは「発想力」です。

自力で何かを産み出す力がありません。

 

あと道徳心ですかね。無いのが。

良い品物を作り出す、という精神はまるで欠如しています。

日本人の管理のもとの生産ならある程度は信頼できます。

 

CHINAの管理の下では大局的に見ると、未来永劫ダメでしょう。

 

お、気が付いたらCHINA批判になってしまっている…。

 

よく失われた20年とか言われますが(1990~)

繊維業界に限らず、この時代はLOVE・CHINAの狂った時代でしたね。

なびはしがない一国民でしたが、先は予想していました。

日本の工場がダメになってしまう…

CHINAは絶対裏切る…と言うか、日本が利用されてポイ。

 

当時の縫製屋さんや加工屋さんとは現在連絡はとっていません。

皆様、お元気にしているのでしょうか。

 

今後は国内回帰して、

安かろう悪かろうの時代を乗り越えて

日本らしい感性や特色を活かし、

エストロ的な、職人の仕事が評価されて

大量生産のグローバルの流れはあるにしても

もう一方で流されない日本の仕事が生きていけるようになってほしい。

 

そのように思う今日この頃です。