リバーシブルスカート①
こんにちは!
伝統的な全体柄のバティックです。
現地ではどちらかと言うと男性柄でしょうか。
全体柄なのでどこかで引き締めたいと思い、
無地をあしらうことにしました。
裾とかをただ接ぐだけではおもしろくないな~と思い、
裾からのぞかそうと思い付き、
それならいっそのことリバーシブルにして
お得なスカートにすることにしました。
夏なので、シーチングとかの生地では重くなるし、
無地で着た場合、品質的にイマイチです。
丁度良い濃紺の綿ボイルがあったので、
それを使うことにしました。
さっそく裁断です。
裁断を進めていて、気が付きました。
ウエストベルトの無地面が透けてしまう…。
綿ボイルは透けるんです。
それで透けない色が合う生地を探しましたら、
ありました!
けっこう良いブロード生地です。
色もぴったり。
きっと言われなかったら、ウエストの無地が
別布とはわからないレベルです。
完全リバーシブル、って
思ったより面倒であります。
ポケットもネームも付けることが出来ません。
とは言っても、特に難しいわけではありません。
両面を表仕様にするために、
縫製は気を付けます。
例えば脇縫い代はロックではなくて、
裏が見えても良いように折り伏せ縫いにするとか、
ベルトは両面きれいにコバステッチがかかるように、
とか。
簡単なようで以外に難しいかな~。
こちらはウエストベルトです。
透けない紺無地生地です。
脇を縫って、
タックの中縫いをします。
ウエストは総ゴムです。
タックをたたんでウエストベルトと接ぎます。
ゴムが縮めばタック&ギャザーとなります。
少しでも腰回りのボリュームを抑えるために
タックの中縫いをします。
こちらはボイル生地です。
透けます。
バティック側の裾です。
バティック側のタックが出来ました。
無地側は中縫いをしないです。
生地が薄いのでボリュームもあまり出ないでしょう、
という判断です。
実は、このバティックはパッと見たときは
あまり良い模様ではないかも、
と思いました。
ところが。
出来上がってみると、
意外や意外。
なかなかシックで、
でも目を引く(と思われる)
存在感のあるスカートに仕上がったような気がします。
バティックは少し離れて、
全体を見ると良いですね。
不思議ですが、
地味な柄や色系でも決して埋没しないのです。
ちょっと今からご注文のお品を仕上げたいので、
本日はこの辺で失礼いたします。
続きは次回に…。
では。
本日もありがとうございました🎇