なびの洋裁教室ブログ

自由に簡単にお洋服を作りたい!お気に入りの生地がカタチになっていくワクワク感を体験してくださいね。

バティックのカシュクール風ワンピース①

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こんにちは!

 

 

今年はバティックの作品を頑張って作っております。

 

バティックのサロンに使用する生地を

たくさん持っているのですね。

アジアンインテイリアの卸をしていた頃の在庫&NAVIの趣味です。

 

仕入れるところが1ヶ所だったのですが、

現地で発注して船で届くのですが、

どう考えても選んでいないあやしげな

バティックが入っていたりします。

すごく迷惑なんですけど、

開発途上の国にありがち、

いいえ、日本以外の国ではよくあることでしょう。

現地の日本人エージェントに検品や発送を依頼していたのですが、

これまた検品をしたとも思えないような品を送ってきたりします。

日本製と違って、

外国産は品質に問題が多く、管理が大変です。

 

バティックも袋から出して初めてわかる不良品も

少なくありません。

 

パッと見て素敵な柄行も、ちょっと見逃すことができない

不良があったりします。

無地部分が少ない柄のものは

比較的わからないのですが、

無地の多いプリントはほぼ全滅です。

その中でも不良が少ないモノや、目立たないもの、を

選んで服に仕立てます。

 

 

今回のバティックは全体柄なので

一応OKですが、

柄が少し流れて(ゆがんで)いるのを

アイロンで出来る限り修正します。

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今回はワンピースを、とのことで、

慎重に裁断をせねば失敗します。

柄も特徴的なので、効果的に配置ができるよう、

パターンを引く前に

生地をあててみたり、ボディに巻いてみたり、

測ってつまんで

生地を最大限上手に使えるよう思案します。

 

基本的に開きは作らずにかぶるタイプで行きたいので、

(ファスナー開きや釦開きは重い印象になってしまうので)

バストなどの寸法はキモです。

生地の分量と身幅の戦いです。

 

今回はカシュクールというご提案があったので、

ムリかも、と思いながら

取りあえずパターンを引きました。

通常の型入れなら不可能ですが、

カシュクールの前端に地の目を通すと、

なんとかギリギリでいけそうです。

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スカート部分はパターンを引きません。

と言うか、引けません。

と申しますのは、ポイントになる柄を良い位置に

配置したいので、スカートに使える生地をカットしてから

いろいろと決めていきます。

 

 

裁断が出来まして、

これはバイヤス布を作っているところです。

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ツイッターの動画で、ピン2本で

テープメーカーみたいにバイヤス布を作るのを見まして、

真似してみました。

アイロン台に大き目のピンを刺して、

このようにバイヤス布を通してアイロンの下を通して作ります。

 

けっこう上手くいきました。

 

それでは縫いに入りますね。

 

まずは上身頃を作ります。

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肩と衿ぐり~前端を縫います。

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今回のフレンチは脇を始めに縫ってから

袖口を縫います。

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前裾の重なりを止めステッチをかけて、

上身頃が完成しました。

 

 

バティックの小柄プリントは、

マレーシアとかの飛行機の客室乗務員風にならないよう、

注意しました。

 

バティックはそのままでアジアのエスニックそのものに

なります。

日本の風土ではすこしキツイ感じなので、

なるべくエスニックを押さえて、

洗練させた感じにしたいです。

 

続きは次回です。

 

 

 

 

 

 

では。

本日もありがとうございました🍳