コーデリレーその10、ストレッチ素材のドルマンワンピース。縫製編。
こんにちは!
本日は昨日の続き、ドルマンワンピの縫いをやっていきますね。
前に、この生地は真面目…とか言うことを書きましたが、
何て言うか、制服っぽい硬さがある感じです。
今回はちょーシンプルなワンピースを、
サッシュベルトで変化させようという作戦です。
今年はサッシュが流行りなので、
巾広めで作りました。
裁断が終わりましたので、さっそく縫製に行きますね。
まずは後ろ中心です。
縫い代は1.5cm。
いつもはロックを最初にしていたのですが、
今回は先に縫いから行きます。
縫ってからロックをかけます。
縫い代が1.5cmなので、ちょっと気を付けてロックをかけます。
この方法ですと、ロックのせいで伸びてしまう、という
恐れがなくなるので安心です。(特にこのようなストレッチの場合)
接ぎ合わせる縫い目が斜めっている場合も有効と思います。
アイロンのあたりが出やすい生地は、
このように紙をはさむとあたりが出にくくなります。
肩も同じように接ぎます。
衿ぐりの始末をしますので、
見返しを接ぎます。
(ロックを忘れています…)
衿ぐりを縫っています。
縫い代押さえのステッチをかけています。
アイロンの収まりが悪いですが。
衿ぐりが縫えました。
ここは後で見返しを止めるステッチをかける予定です。
次は画像はないのですが、袖下~脇裾を縫います。
同じように縫ってからロックします。
カーブのロックは伸ばしちゃってください。
このワンピは袖下の縫い代を1.5cmとってあるので、
かならずツレてしまいます。
本来はこの部分の縫い代は細くするのが鉄則ですが、
ロックをかけるときにカーブのままではなく。
縫い代を直線の状態に伸ばしてくださいね。
袖口の縫い代は3㎝です。
ロックのところギリギリにダブルステッチをかけます。
お次は裾です。
裾の縫い代は4㎝です。
袖口と同じように、ロックギリギリに
ダブルステッチをかけます。
衿ぐりの見返しもダブルステッチで止めます。
これで本体のミシンは終わりました。
サッシュベルトを作って行きます。
寸法は上がり寸法で、長さ148㎝、巾12㎝ですが、
最初の画像を見る限り、このワンピには太いと思われます。
薄い素材ならこのままの寸法でOKかな、と思いますが、
こういう中肉の生地の場合はもう少し細めが良いかも、です。
長さも中途半端でした。
リボンに結ぶならあと15㎝は欲しいところです。
1回むすびのサッシュでしたら10㎝くらい短い方が良いと思います。
縫い代は1㎝でまわりを縫って行きます。
真ん中あたりに返し口を縫い残します。
5㎜のステッチをかけます。
返し口はこのステッチで閉じます。
さあさあ、最後の工程、脇のベルト通しです。
今回は糸ループでベルト通しを作ります。
通常は共布とかを使いますが、
共布はちょっとごつくなるかな?と思ったので
繊細な糸ループにしました。
裾から57㎝の位置に穴糸を通します。
そこから6㎝の長さの鎖を編みます。
ベルト通し位置は5㎝です。
(ボケていますが)糸ループが出来ました!今回も手で編みました。
これで全行程完了です。
ボディに着せますと…
ほら! イヤになるくらいシンプルでしょ~?
横姿はまだマシかしら。
ところが、ですね…
サッシュベルト1枚で変身いたしました!
ドルマン、どるまん、です。
後姿です。
カーデをはおって、アンサンブルでございます。
この黒は色が浅いので、最初は濃紺だと思っていたのです。
でも、黒だったのでした。
生地もまあ、真面目な感じですから
ちょっとした(冠婚)葬祭に使えるかも、ですね。
ところで
もうすぐ12月に入りますね。
1月から洋裁教室を本格的に始動していくので、
今年いっぱいは何かとバタバタするかも知れません。
(今までは実はまだ準備段階だったのでした)
ご案内もきちんと書いていきたいと思います。
順次ご案内させていただきますので、
よろしくお願いいたします。
では。
本日もありがとうございました🌾