おとなのティアードスカート①
こんにちは!
前回はスカートのパターンの解説とかをしたい、
と思ったものの、図解がないので
何が何やらと言った感じで、中途半端で投げ出してしまいました。
次の日に小さなパターンとか描いて、説明しなおそうかな、と
思いましたが、時間がとれなくてそのまま。
今回は中途半端で終わります。ごめんなさいませm(__)m
そして、今回はティアードです。
性懲りもなく、図解なしでの説明です。
パターンをやってらっしゃる方は
文字で理解ができるか、頭の体操です。
では始めます。
ティアードスカートっていうのは
段々切り替えのスカートですね。
裾に行くにつれて、裾回りが大きくなるのが一般です。
段々の数は自由です。
少なくとも2段ですね。
一般的には3段が多いです。
オーソドックスな3段は、1段~3段目になるにつれて、
丈は長くなるのがバランス的に良いとされています。
今回のティアードは3段ですが、この法則を崩して、
各段の丈を変えました。
(この辺でおとなっぽさが出れば良いなあ、と思いました。
のですが、出来上がってみないと思惑通りにいっているかは
わかりません)
と言った感じで、各段の丈も自由です。
段切り替えは一般的にはギャザーですね。
変わったところでは、タックだったり、
バイヤスに裁断して、ギャザーをなるべく消して
フレアーのようにする、なんて方法もあります。
今回は普通にギャザーです。
そのギャザー分量ですが、
生地の薄さなどを考慮して、シルエットを
どのようにしたいのか、を考えて決めます。
生地巾も頭に入れておきましょう。
当然ながら、ギャザー分量が多いと華やかです。
その分、子供っぽくなってしまうかも知れません。
ギャザー倍率は1.5倍を基準にして
生地厚やデザイン方向を考慮して決めます。
今回の場合は、
生地厚は薄め、倍率は1.4倍にしました。
なぜ1.5倍にしなかったのか、と申しましと
ボリュームを抑えたシルエットにしたかったからです。
イメージはヒップ下あたりまではボリュームを抑え、
そこから裾までベル🔔のように広がってくれたら良いなぁ、
と思いまして。
生地はこちら。
目が痛くなるような細かな抽象的な小花柄です。
地色はダークなグリーン系紺、みたいな感じです。
離れて見ると、複雑な味わいのあるプリントです。
こういう生地は裏地に悩みます。
パッと見たときの印象で決めますが、
今回は悩んで、茶系にしました。
夏場でしたら、
薄めのカラーが良いかも、ですが
秋に向かって渋めで行きます。
裁断を終えました。
1段目スカート以外は直断ちになります。
裏地のパターンは定番パターンを作ってあるので、それを使用します。
最初に
ウエストにちょっとした細リボンが付きますので、それを縫います。
次に裏地を縫って、ウエストベルトと接いでおきます。
そして本体へ。
各段を輪にして、
3段目の裾を縫います。
ギャザー用の捨てミシンを縫います。
今年はギャザー関係のデザインが多いような気がいたします。
きれいにギャザーが入ると気持ちいいですね!
ティアードはギャザーがデザインのようなものですから、
頑張って寄せて、縫うのであります。
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今の今、知りました。
「みんなのミュシャ」展が、
なんと明日の9月29日まで、ですって。
NAVIはミュシャ好きです。
7月から開催されていたのに、知らなかった…。
どうしましょ。
明日はこのスカートの続きを縫いたいのに。
場所は渋谷です。
どうしようかな。
てなわけで、
本日もありがとうございました🖼
秋のスカート・タック台形シルエット①
こんにちは!
もうすぐ10月です。
早いですね。
体調はほぼ回復です。
普通のペースに戻りました。
スカートのシルエットとしまして、
3パターンを作りました。
1、台形的なボックスシルエットのタック&ギャザー
2、フレアー&ギャザー
3、立体的なテント型ギャザー
3は?? でしょう。
普通のフレアーではなく、
接ぎ目を多くして放射線っぽく広がるシルエット、
という事ですが、見た目はそれほど変わりません。
本日はボックスタイプのタック&ギャザーです。
基本的にウエストはゴムとなります。
ゴムではない場合はウエスト寸法に合わせたパターンとなります。
このタイプはギャザースカートの基本型をベースに、
生地巾に合わせてスカート裾やタックを取ります。
タックの取り方は、分量によって決めたりします。
今回はなるべくすっきりとしたい、でもタック分量がまあまああるので
(四分の一で20㎝です)
中心にボックスタック、あと1本入れることにしました。
よくあるタイプは両脇に向けて2~3本入れる感じですね。
ウエストのギャザー分量が多くなってしまう、
このようなBOXタイプやボーダーなどの場合は
ウエストをこのように、タックをたたみます。
タックではなく、ギャザーが良い場合は、
ギャザーを寄せてから、ウエストベルトを接ぎ、
ゴムを入れるとギャザー&ギャザーになります。
パターンは図なしでは説明が難しいですね!
今度今の説明をなんとか図解にしてみたいです。
ウエストの上がり状況はこんな感じですね。
各条件をクリアし、尚且つ総ゴムでの一番きれいと
思われる計算でのパターンの仕上がりがこのようになります。
(そんな大ごとではありませんが)
中途半端ですが、
本日はここまで。
では。
本日もありがとうございました🚋
かすみ草のワンピース②
こんにちは!
体調は80%戻ってきました。
気管支がやられてしまったせいか、
回復に時間がかかってしまったようです。
たかが鼻風邪と思っていたので、
葛根湯のみで対処せず、でした。
ミンネのご注文もあるので、
明日からはばりばりやらねば。
今回のワンピースはポイントの説明をしますね。
衿ぐりは見返し始末です。
薄い生地や夏場はバイヤス始末もしますが、
基本的には見返しですね。
今回の衿ぐりはステッチをかけないので、
裏ステッチをかけて見返しが表側に出てこないようにします。
衿ぐりの縫い代は見返し側に倒しておきます。
見返しのきわにコバステッチをかけます。
これで縫い代が押さえられて、
見返しが出てきません。
袖ぐりは肩からドロップしているので、
袖ぐりにステッチをかけるか迷うところですが、
全体の雰囲気を揃えるために今回はステッチをかけません。
こちらはスカートのポケットですね。
ポケット布付けが先か、脇縫いが先か?
最近のNAVIはポケットが先です。
前側の袋布のロックがかけにくいので、ここだけ先にかけておきます。
袋布は裏地又はスレキで。
裾は三つ折りです。
スカートのみ裏を付けます。
透けない生地なので省略しがちですが、
全体のシルエットが安定するし、
なんと言っても静電気とかを防いで、着心地が違ってきます。
冬場でも温かいし、安心ですね。
表スカートはギャザーがたっぷりですが、
裏地は上身頃の寸法に合わせてすっきりとさせます。
表側です。
袖口は細いゴムが今年の感じです。
細リボンを後ろで結んでかわいいです。
寒くなってきたら、インナーにタートルとか着ても良さそうです。
なめらかで、やわらかくて、少し光沢があって、
この生地気に入りました。
では。
本日もありがとうございました💐
かすみ草のワンピース①
こんにちは!
ご無沙汰です。
風邪をひいてしまって、絶不調。
たいしたことはないと思っていたら、
意外に長引いてしまって
まだ回復せず、です。
先週の木曜日にあれ?と思って。
金曜日は不調ながら作業。
土曜日は午前のみ作業。
日曜日はダウン。
そして月曜日。
午前は作業、午後はダウン。
明日もよくならなかったらお医者さんに行きましょうか。
そんな中、先ほどミンネにUPしたワンピースです。
かすみ草のプリント生地で、なかなか良い生地です。
カラーが濃い色に出てますが、鉄錆色地です。
デザインはシンプルなウエストギャザーのたっぷりとしたワンピースです。
細リボンでウエストまわりを調節できるようにします。
普遍的且つ、年代を問わない永遠のワンピースですね。
本日は短めですが、この辺で失礼しますね。
早く回復するようにします。
では。
本日もありがとうございました🏥
初秋の花柄ワンピース②
こんにちは!
ミンネで初めて不良品を出してしまいました。(知る限りですが)
ざっくりとした素材の玉縁始末をはずしてしまっていたのですね。
いつもご注文の作品は発送前に改めてアイロンをかけ、
その時に糸切忘れなど、最後のチェックをするのですが、
袖口ギャザーということもあり、
アイロンがかけにくい箇所。
まずは玉縁をはずして縫うなんて、考えられないのですが、
きっと生地端のほつれがきわどかったのですね。
玉縁という事もあり、縫い代は1㎝もありません。
縫い代がほつれやすい生地は時間をおかず、すみやかに縫うこと。
危険な箇所は見えない部分であってもロックをかける、など、
いつも注意しているつもりですが、
ギャザー寄せが真っ直ぐではなくて、
重なっている部分がずれてしまったのかも知れません。
ご購入いただいたお客様に申し訳なく、
また、NAVI自身も痛恨でありますが、
どちらにせよ、NAVIのミスですので反省する所存です。
今後も、一層気を付けます。
さて、
秋物が動き始めました。
9月中に縫いたい生地がカタチになるのを待っています。
初秋はコットン生地の秋らしいカラーでスタートです。
春にも着られますね。
さて。
ワンピースの続きです。
気になる衿のフリルが出来て、
スカートの裏も縫えました。
本体に戻り、袖を縫っていきます。
今回は袖山にギャザー、
袖口はレースを重ねたゴムでのフリル袖口になります。
袖山ギャザーの場合、セットインですと
クラシックな雰囲気になってしまうので、
肩は落として、
袖のボリュームを袖口側寄りにするのが今年っぽいかな。
袖下から脇を縫い、袖口を細い三つ折り始末をします。
レースを重ねて、ゴム通し布をたたきます。
黒いテープはステッチ案内です。
ステッチ定規が3㎝くらいまでしか測れないので、
それ以上の場合はこのテープを貼って案内とします。
袖口が出来ました。
上身頃が出来ました。
スカートを縫います。
ティアードです。
時間が足りなくなってしまい、
ここからは画像を撮る余裕がなく、画像はありませ~ん。
で
出来ました。
ウエストリボンも作りました。
やや立ち衿風のフリルです。
袖口です。
内側に入れ込めば普通のパフの袖口になるのが
ゴムの良いところですね。
この季節は気温がいろいろですので、
たくし上げれば7分袖にもなります。
ふんわり。
最初は地味な生地かな~、と思っていたのですが、
フリルやレースをあしらって、
ギャザーでふんわりさせたら
上品な華やかさのあるワンピースが出来上がりました。
では。
本日もありがとうございました🐟
初秋の花柄ワンピース①
こんにちは!
ご無沙汰してしまいました。
ミンネの制作を続けているのですが、
それほど変わった生地や縫製ではなかったので、
画像をあまり撮らなかったのです。
今回のワンピースは、
優しいバラ柄とストライプの、
クッキーみたいな焼き菓子を思い出してしまう生地であります。
クリーム系ベージュにココア色のストライプ。
そして小さなバラがあしらわれています。
よく見ると一方方向のプリントでして、差し込みが出来ません。
ここはフリルやレースをあしらって、
スイーツのようなワンピースを作ってみましょうか。
甘いだけではなく、ストライプが全体を引き締めてくれています。
NAVI的には今回のポイントは衿ぐりにあしらったフリルです。
レースとのWフリルになります。
分量など、1歩間違えるとかわいくなくなる危険区域でもあります。
見返しに芯を貼り、ネームをたたきます。
ネームはオリジナル感がありますので、
少々手間ですが付けることをお勧めします。
通常は、小物や裏地などを先に縫いますが、
今回は衿ぐりのフリルの仕上がり具合が気になりますので、
先に衿ぐりを縫うことにします。
見返し、フリル、身頃の肩を縫って、
衿ぐりの準備が完了です。
これからレースをはさんで縫っていきます。
先ずは身頃の衿ぐりにフリルを仮止めします。
見返しを縫います。
フリルが出来ました。
まずまずです。
衿ぐりが出来ましたので、裏地へ行きます。
スリット止まりまで縫います。
裏地が出来ました。
冬物ボトムには裏地が必須です。
肌触り、滑り、シルエット作り、などなど、ですね。
このワンピースにはスカート部分に付きます。
夏の暑さが過ぎ去り、
秋の装いを考える時期となりました。
引き続き、スカートやワンピースが良さそうですね。
流行っておもしろいですね。
では。
本日もありがとうございました🦀
初秋のふんわり袖ブラウス②
こんにちは!
台風が去り、不安定な暑い日が続きます。
千葉の方では停電とか。
夏場の停電は冷蔵庫の問題があるので大変です。
今はなんでも電気がないと暮らせませんね。
停電と言えば、
NAVIは割と電気がなくても平気な方です。
コンロはガスですので、煮炊きは大丈夫。
思い出すのは、
電気のない世界と言うのは「静か」なことです。
エアコンや何かがピー、とかブンブンとか何も音がしないので、
本当に静かなのでした。
停電はない方が良いに決まっています。
早く復旧されますように…。
さて、
ブラウスの続きです。
今回の生地や縫製仕様では特に苦労することは
無かったです。
やわらかな素材ですが、綿ですので縫いやすいです。
カラーが画像では分かりにくいのが残念です。
グリーンがかったベージュのニュアンスのある生地です。
お袖です。
ラッパみたいですね。
袖口にゴムを通しました。
後ループは釦が内側に付くタイプです。
ストンと着たらこんな感じです。
後ろの開き。
裾はカーブで。
ナチュラル系~シックな色系のボトムに合わせていただくと
よろしいかも。
この秋はなぜかシャツブラウス系のアイテムが気になります。
1枚で絵になるもの、インナーとしても着られるもの、
気になるデザインを片っ端から作りたいものですが、
実際はけっこう悩んでしまうのであります。
では。
本日もありがとうございました🎹