なびの洋裁教室ブログ

自由に簡単にお洋服を作りたい!お気に入りの生地がカタチになっていくワクワク感を体験してくださいね。

ベルト通しの作り方。

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こんにちは!

 

 

 

 

 

最近はボトムなどでリボンなどが多いですね。

 

エストにただ結ぶのも良いですが、

ベルト通しを付けておくとリボンが外れないのでお勧めです。

 

総ゴムスカートでしたら後中心と両脇3ヶ所でもOKですね。

 

本日はそんなベルト通しの作り方です。

 

ベルト通しは本数分を一度に作り、あとで必要本数にカットします。

 

これは4㎝巾に付けるものです。

ベルト通し巾は巾×3です。

これは1㎝巾上がりにしたいので、1㎝×3 で3㎝巾になっています。

長さは付ける巾4㎝+2㎝(ゆとり分)+2㎝(縫い代)=8㎝ 

8㎝が1本分になります。

8㎝が5本分なので、長さは40㎝です。

裁断は断ち切りで 3㎝巾×40㎝になります。

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裁断をしましたら、片方のみにロックをかけます。(又はジグザグ)

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ロックした側を上にして三つ折りをします。

ロック側は1㎜控えます。(要するに表側からロックが見えないようにします)

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まずロック側からたたきます。はずさないよう注意です。

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そしてぐるっと縫います。

 

 

こんな感じですかね。

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必要な寸法にカットします。

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このようになります。

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既製品のベルト通しは専用のミシン、カバーロックのように、

生地を突き合わせにして2本針で仕上げます。

ベルト通しは重ね縫いすることが多く、

なるべく薄くスッキリと作った方が良いです。

この手法はホームソーイングで薄く仕上げる方法になります。

 

中縫いで作る場合は、

縫い目を中央にして縫い代はベルト通し巾に納まるようにカットして

縫い代を割って表に返して両端にコバをかけます。

この方法の方がグレードが高くなりますが、

縫い代割りとかがやりにくく、面倒かも知れません。

 

 

同じベルト通しでも、

ワンピースなどは脇に糸ループを作る方法もあります。

デザインによってはベルト通しを目立たせたくない場合など、

(ドレス系などドレッシーなものとか)

糸ループが有効ですね。

 

 

地味で、つい忘れがちなベルト通しですが、

必要に応じてお洋服に装備されていると便利ですので、

このような簡単な方法で付けてみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

くつろぐひよどり。

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では。

本日もありがとうございました📷

 

 

 

 

 

 

 

 

写真からのパターン⑦ 完成。

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こんにちは!

 

 

 

長々とやって参りましたが、本日で完成です。

 

 

実際はパターン2時間、

裁断と縫製で3時間くらいなんですが、

もう何日ですか?

7日ですか。

 

けっこう日にちがかかってしまいました。

 

 

変更箇所もあるので。

雰囲気を取り入れる、という感じです。

 

 

 

では

縫製の続きをやっていきますね。

 

 

衿ぐりが出来ました。

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今回はセットインスリーブですので、

脇から縫います。

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袖の袖下を縫います。

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裾と袖口はついでがあるときにアイロンで折っておきます。

 

身頃と袖を合わせていきます。

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袖ぐりをぐるっと縫って、

袖下10㎝くらいは2重に縫います。

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ロックをかけて縫い代は袖側に倒します。

 

 

 

 

袖が付きました。

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あとは裾と袖を三つ折りします。

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カーブ部分は三つ折りの端がどうしても余りますので、

PPバンドなどで押さえながらなじませてステッチをかけます。

 

 

 

裾と袖口が出来ました。

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後釦を付けて完成です。

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色がちょっとセピアっぽいですが…。

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フレアーの出具合はどうでしょうか。

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参考にした画像です、

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パターンは想像力が必要かも知れません。

こう描いたらこうなるかな?とか、

こうやればこうなる筈。

とかの連続で引いていきます。

「布」という不確かな素材は

ごまかしのきくものでもあり、

容赦なく不手際を見せつけられる場合もあります。

 

なので、

いつまでたっても、かたちになるまでは安心ができません。

 

だからこそ、おもしろいと言えるかも、です。

 

 

今回の出来は予想通り、という事で、

変更部分の出来も予想通りでした。

 

 

これが良いか悪いかは、

もし、これが自分の服なら、

自分が満足すればそれで良いのです、

 

これが他者のデザイン指示なら

そのデザイン指示した人の意向によります。

 

製品なら売れるかどうかで決まります。

(製品の場合はパターンのみの責任にはなりませんが)

 

 

 

こうやって自由にパターンが引けます!

という参考にしていただけると幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

暖かかったり寒くなったり、

それでもミモザはぼちぼち咲き始めています。

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では。

本日もありがとうございました🌼

 

 

 

 

 

写真からのパターン⑥ 縫製。

    

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こんにちは!

 

 

 

 

完成に近づいて参りました。

 

 

縫い自体は難しくないです。

 

あえて言えば、

後ろスリット開きのループはさみと、

裾のステッチ巾がちょっと広めで、

裾はカーブになっているので、

ねじれなどに注意。  という感じです。

 

 

簡単に工程を追って行きましょう。

 

 

先ずは見返しです。

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肩を接ぎます。縫い代は1㎝の片倒しです。

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ループ布を作って、ピンで刺しておきます。

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衿ぐりを縫います。

縫い始めは基本的に左肩からが慣例です。

後ろスリット部分の見返しに線を書き入れておきます。

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ループをはさむとき、そのままでははさむことが出来ないので、

少し切り込みを入れてループをはさみます。

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後開きに切り込みを入れます。

衿ぐり縫い代も切り込みを入れます。

ループは外れない程度に余分をカットします。

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衿ぐり始末は見返しをステッチでたたきます。

その巾がちょっとあるので、見返しが見えてこないように、

衿ぐりの縫い代を見返し側に倒してコバステッチをかけます。

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衿ぐりがあともう少しで出来そうです。

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後開きです。

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見返し止めステッチをかけています。

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何も考えずに表からたたいてしまいました。

この生地は透けるのでわかりやすいですが、

通常は裏側からたたきます。

 

 

衿ぐりが出来ました。

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今日は暖かな日でありました。

春はもうすぐそこまで来ているようです。

昨年の草花のこぼれ種も

ぼちぼち目吹いてきました。

コキアや大葉、

ノースポールもけなげに芽を出してくれました。

基本放っておくので、

自然淘汰され、丈夫なものだけが生き残ります。

 

夏になれば、

涼しそうなコキア。

食用になる大葉。

楽しみです。

 

 

縫製の続きは次回です。

 

 

 

では。

本日もありがとうございました🌱

 

 

 

 

 

写真からのパターン⓹ 裁断。

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こんにちは!

 

 

 

雑誌やネットを見て、

良いなぁ、と思うお洋服に出会ったりします。

 

今回はシンプルなフレアーシルエットの麻プルオーバーから

パターンを引いてみました。

実物を手に取ってサイズなどを測らない限り、

同じパターンは引けません。

細かなディティールも想像で作るので、

同じく同じに仕上げることは難しいでしょう。

 

目指すは同じ雰囲気のものです。

 

多分、こんな感じかなぁ…。

などと思いながら引いていくわけですが、

実際に出来上がるまではわからないです。

 

同じデザインでも、

グラフィックとファッションでは違うと言います。

ファッションは予想が付けにくいと聞きます。

 

そうなんですよ~。

 

100%バッチリの仕上がり、

という事はほとんどありません。

 

 

今回はどうでしょうか。

 

 

使用する生地は麻100%ではなく、

綿とのハーフリネンにしました。

少々透け感があり、縫いやすくてあり、あつかいは良さそうです。

 

麻は好きな素材ですが、

やはりシワが気になるので、

ボトムなどは水洗いしてどろんどろんとした感じに

してしまうのも好きです。

水洗いすると毛羽だってしまうものがあるので

すべての麻におすすめしませんが。

 

麻は服地用でないと、ラミーという麻を使用していることが

多く、ちくちくしてしまうので、

首筋とか腕の内側でチェックしてから購入すると良いですね。

 

生地はこちらです。

W巾ですので、取りは良さそうです。

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パターンが完成して、裁断をしました。

身頃は差し込みですね。

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ロータリーカッターに慣れると、

はさみに戻れません。

正確にカットできるし、切り口もきれいです。

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はさみと違うのは、刃替えが必要なので、

初期費用は安いですが、多少なりともコストがかかってくる、

という事でしょうか。

NAVIの場合は1ヶ月くらいで刃替えをするので、年間1800円くらい

替え刃の費用がかかります。

 

 

 

ノッチの切り込みはデザインカッターの平たいものでグサッとやってます。

プロの方はノミを使うようです。

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これはパターンを裏にして裁断しています。

裏での裁断は、ノッチ部分に切り込みを入れておきます。

あとは必要なら地の目を折っておいてわかるようにしておくと

必要最低の情報がわかります。

パターンが片身しかない場合、型入れによっては

裏での裁断をせまられることも多々ありますね。

 

 

 

輪のところのノッチははさみに登場願います。

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地の目は正しく最低2ヶ所以上で確認しましょう。

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見返しの芯は直接生地を乗っけて切ります。

芯のカットはいろいろですので合う方法でよろしいかと。

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芯カット終了!

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布ループをカットして、終了です。

布ループはきっちりと決まりがあるわけではないですが、

大きめに切り、あとで余分をカットすると良いと思います。

これは適当なんですが、2.5㎝×7㎝くらいです。ちょっと長めかな。

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裁断、終了しました。

 

 

次回から縫っていきます。

 

シンプルなので面倒は無いと思われます。

 

 

 

もう日付が変わってしまいましたね。

 

 

 

 

では。

本日もありがとうございました🚙

 

 

 

 

 

写真からのパターン④ 袖と小物。

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こんにちは!

 

 

なんだか 春…? を感じる今日でした。

 

ミモザもぽろぽろと咲き始めてきました。

 

もうすぐですね!

 

 

 

さて。

 

麻のプルオーバーシャツと同じ雰囲気になるような

パターンを引いています。

 

裾とか、ちょっと変更したのですが、

引き終わってから、発見してしまいました。

 

画像をアップで見たら、

肩と袖山の様子がおかしい。

後ろ肩が前身頃に覆いかぶさっているようなラインが見えます。

袖山がいやに肩に入り込んでいるなぁ、と思っていたら、

なんか接ぎ目とステッチがあるようです。

 

思ったより凝ったディティールだったようです。

 

でも、

今更遅い。

 

仕事での依頼なら速攻引き直しますが、

これは雰囲気を同じにする、

という事なので、

出来上がりを見ての判断、と言う事でよろしいでしょうか。

 

 

 

 

それでは、袖を引いていきます。

 

袖はまず十字を引きます。

十字の上は袖山、下は袖山を含めた袖丈、

右は前袖巾、左は後ろ袖巾になります。

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袖山寸法をを決めます。

原型の袖の場合は14㎝、でしたっけ?  こんなもんです。

NAVIは袖巾が窮屈なのはイヤなので、

1㎝下げて13㎝にしました。

袖巾は袖ぐり寸法マイナスカーブ分で、

袖山を頂点に三角を描き、その袖巾を見ます。

袖山が低くなれば、袖巾は広く(大きく)なります。

セットインですのでだいたい16㎝~13㎝の間に納まる感じでしょうか。

袖巾も良さそうなので、この高さに決定です。

シャープペンでやわやわとカーブを描きます。

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製図の指示に、カーブの山の寸法とか書いてありますね。

あれはきっちり守らなくて良いです。

あくまでも目安、ということで理解されると良いと思います。

目安としての案内線、やしるしを付けておいて、

その周辺をいっていればOkで、あとは気持ち良い線かどうか、

合っていない線は見ていて気持ちの悪いものです。

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袖ぐり寸法を測り、袖下で誤差を正しい位置に修正します。

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袖山にも前後袖ぐりと同じ合印を入れてくださいね。

 

 

 

袖山が出来ましたので、袖下を引いていきます。

 

袖丈は、袖口上がりを身頃裾に合わせたいので、

身頃脇の寸法と同じにします。

前後袖下から袖巾に対して直角に線を引きます。

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袖のラインもややフレアーにします。

そこで、

上の土台となる袖を切り開くかどうするか。

 

 

 

検討の結果、

切り開かずに横で出すことにしました。

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袖口接ぎをなだらかにします。

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袖が完成です。

 

 

 

あとは見返しを写します。

 

これは前衿ぐり見返しです。

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必要な情報を書き入れます。

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後ろ見返しです。

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これでパターンは終了です。

後開きのループ布がありますが、

これは2.5cm×6cmのバイヤス布を直裁ちします。

パターンを作ってもOKです。

 

 

 

 

それではカットしていきます。

 

 

 

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フレアー裾のカットはなかなか悩ましいです。

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縫い代を付けない部分はフリーハンドで。

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カット出来ました。

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パーツも少なく、シンプルなデザインであります。

 

画像と同じにフレアーが出るでしょうか。

 

仕事でしたらトワルを組んで確かめてから

実際の生地で作る…  てな感じですが、

ホームソーイングではなかなかそういうわけにもいきません、

 

仮縫い、という手もありますが、

仮縫いは微調整は出来ても、

生地を足しての大幅変更は出来ないので、

そのまま作るのであります。

 

 

 

次回は縫製に入って行きます。

 

 

 

 

 

では。

本日もありがとうございました🍬

 

 

 

写真からのパターン③ 前身頃。

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こんにちは!

 

 

 

文化式新原型を利用しての

自由パターンです。

 

フレアーシルエットをダーツの処理のみで表現しています。

これは肩あたりはフィットさせ、

後は肩甲骨、前はバストからのフレアーを期待します。

肩は落とさないで、セットインスリーブの袖は

自然な広がりの袖口になります。

Aラインよりもう少しだけフレアーが入る、というイメージでしょうか。

 

シルエットのフレアーも方程式などは無く、

ダーツの処理で多くも少なくも出来ます。

これは引き手の思惑次第、と言ったところです。

 

1度、原型を素直にたたんだらどのようなシルエットになるのか?

を知ることが出来る良いチャンスになりますね。

 


それでは後ろ身頃に続き、前身頃に進みます。

後ろ身頃は左手から引きますが、

前身頃は右手から始めます。

 

まずは赤点部分を写します。

前中心とバストラインをとってからダーツの先までを写します。

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ダーツの先を目打ちで固定して、移動させます。

ダーツを消して、あとの原型のラインを写します。

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写しましたら、まず、前中心裾をとります。

これは後ろ中心原型からの出し分と同じ寸法に合わせます。

右が後ろ身頃、左が前身頃になります。

黄色の点々が出し分となります。

赤点がそれぞれの裾線になります。

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脇も同じように、戦後の原型を合わせて、

後脇に合わせて前脇裾を決めます。

裾が決まったら袖下も決まります。

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袖下です。

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脇裾はつながり良く続けます。

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前中心裾と脇裾をつなぎます。

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肩線です。

後ろ肩と合わせますが、後ろ肩はカーブしているので、

ちょっとやりにくいです。

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前衿ぐりを引きます。

ボートネックなので、後衿ぐりからのつながりは今回は気にしません。

やわやわとフリーハンドで描いてからルレットで描き直します。

もちろんこの手法ではなく、直接描いてもOKです。

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 前下がりは実際に首からメジャーで決めたりします。

大まかになりますが、NPあたり(首の横)から下にメジャーを

下し、「このあたり」でメジャーおさえて、寸法を見ます。

 

 

 

次に袖ぐりを描き、寸法を測ります。

後袖ぐりとの寸法の具合を見て、具合が悪いようなら調整します。

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前後袖ぐりの差はおおよそですが、後より前が1㎝~2㎝の範囲で小さく

納まると具合が良い、と言うのがNAVIの見解です。

 

 

必要な情報を書き入れ、前身頃が完成です。

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今回悩んだのが裾です。

やや透ける生地を使用します。

裾始末は多々広めの三つ折り始末ですが、

カーブの影響で完全三つ折りには出来ないので…。

 

やっぱり裾切り替えにしたほうが良かったかな?

と後でおもったのであります。

と言っても、裾は輪ですから折り返した端が

分量が多くなるので同じことになるのですが。

 

 

 

次回は袖から見返しなどを引きまして、

カットをしていきましょう。

 

 

 

 

では。

本日もありがとうございました🍰

 

 

 

 






 

写真からのパターン②

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                              ダーツの先は肩甲骨

 

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こんにちは!

 

 

 

 

昨日はパターンに入れず申し訳ありません。

 

 実物の製図を写真で撮るので線が見にくいですね。

パターンを画像で説明、と言うのはわかりにくいと思います。

 順番とか、

このような感じで出来ますよ。

的な感じで見ていただけば、と思います。

 

 

このデザインはフレアーなシルエットですが、

フレアー分量はダーツをたたんだ分のみでいきます。

シルエットが決まったら、

あとの細かなところは微調整をしながらまとめていきます。

実際に引いて、寸法を測らないとわからないことも

ありますので、その辺は臨機応変に対応していきます。

 

 

それでは引いていきます。

 

 

原型を写していきます。

 後中心で着丈(53㎝)をとります。

そして、点線部分ダーツの先までまで写します。

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ダーツ先を目打ちで固定します。

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パターンをずらしてダーツ線を重ねます。

重ねたらそのまま肩先~袖ぐり~脇まで一気に写します。

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この展開図がパターンの土台になります。

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フレアーの原型とも言えますね。

さあ、ここから細かなディティールを引いていきます。

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バスト寸法はフレアーで開いた分、大きくなっています。

バスト寸法はきりの良い寸法にしたいので、調整します。

これは26.7㎝を27㎝にしました。

調整しなくてもかまわないです。NAVIは癖になっているので。

袖下ポイントはまだ決定していません。

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次は衿ぐりに行きます。

 

 

ダーツをたたんだ部分をなだらかにします。

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衿ぐりを描いていきます。

衿巾の半分は13㎝です。

後中心から直角に寸法をとります。

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直角に取った後中心を起点に

後衿下がりをとります。

基本が2㎝ですので、それ以上になるようにします。

今回は13㎝に対してノーマルな3㎝です。

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衿ぐりのカーブを描きます。

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NAVIは後衿ぐりのラインが苦手です。

 

 

 

衿ぐりが出来たら、肩巾をとります。

38㎝の半分19㎝です。

肩巾の起点は原型の後中心上からになります。

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肩先がピョンと跳ね上がっていて、

少し不安なので、5㎜削りました。

肩先と袖下を見て、袖ぐりの感じを決めます。

今回は少しだけゆとりが欲しいので、

袖下を1.5㎝下げました。脇はカーブになっているので

バスト寸法を合わせます。

そして肩先と袖下が決まったら、袖ぐりをひきます。

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脇の裾を決めます。

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バストラインから裾までの寸法と脇の寸法をとります。

脇は斜めカットなので、きっと伸びます。

ので、見当をつけて5㎜カットしておきます。

実際に縫製をしたらまたその時に調整します。

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裾ラインを描きました。

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 はじめは裾のヘムを10㎝という、写真と同じような広さにする予定でした。

10㎝をカーブで折り返すのはきついな~、と思っていたのですが…。

写真をよく見たら、切り替えてありました。

が、裾で折っていることに変わりはなく、どうかな~、と悩みました。

 

 

そして、10㎝ものヘムはやめて、5㎝縫い代で4㎝ステッチの

やや広ヘムにすることにしました。

実際の縫い上がりのイメージがあまりに違っていたら、

写真と同じにしようかな、と思います。

 

 

 

こちらは衿ぐり見返しです。

開きが必要と思われます。

後中心にスリットを入れるので、そのように見返しも作ります。

見返しのラインは割りに自由です。

気を付けるのはロックがかけられないような、

急カーブは避けて、なるべくかけやすく、また

裏から見ても美しく見えるように努力します。

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2本の線が描いてありますが、上のラインを採用しました。

 

 

 

袖ぐり寸法をメジャーで測ります。

袖下から9、10㎝のところ2ヶ所に合印を入れます。

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後袖ぐりに2ヶ所の合印を入れるのは、

前後の違いがわかるように、というアパレル業界の慣習です。

前袖ぐりには合印を1ヶ所入れます。

 

 

後ろ身頃全体図を撮るのを忘れていました。

 

これはカット後ですが、後ろ身頃はこのようになりました。

すごくシンプルなかたちです。

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カットの時に説明すべきなのですが、

このパターンを見て、不思議に思うことはないでしょうか?

 

今回使用する生地はW巾なので、

後中心は輪になる予定です。
しかし、パターンには1.5㎜の縫い代が付いています。

 

これは、今後後ろ中心接ぎをするかも知れないので、

その時のために1.5㎝の縫い代を付けています。

輪で取る場合は縫い代を折って裁断します。

 

 

 

 

 

明日は前身頃から袖です。

 

 

 

 

 

では。

本日もありがとうございました🍩