なびの洋裁教室ブログ

自由に簡単にお洋服を作りたい!お気に入りの生地がカタチになっていくワクワク感を体験してくださいね。

白いシャツが完成。カフスの縫い方2通りの1つ目。

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こんにちは!

 

 

 

久しぶりにシャツを作りました。

 

春らしい白のスキッパー系のビッグシャツです。

衿はテーラーシャツ衿で、前開き止まりはタックで押さえます。

ドロップショルダーからの袖はパフりました。

袖口は細めのカフスです。

 

本日はカフスの縫い方です。

2通りをご紹介する予定です。

カフスのデザインによって適切な縫い方があったり、

また、縫いやすいとかあります。

 

①カフスの形を作ってから縫い合わせる。

②縫い合わせてからカフスの形を作る。

 

この2種なんですが、

本日は①の縫い方です。

これは台衿と同じ縫い方とも言えます。

 

 

では縫っていきましょう。

 

 

カフスの巾は2㎝で、ちょっと細めです。

まず縫い代1㎝分を折ります。

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更に2㎝巾で折ります。

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残った縫い代をかぶせて折ります。

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手前が表側のカフスになり、下側が内側になります。

巾は下側が1㎜ほど多くなっていると思います(ここがミソ)

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カフスをかたち作ります。

 

 

内側縫い代は折ったまま、表側は縫い代をはねて縫います。

縫い上がりは2目残します(ここもミソ)

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これから袖と縫い合わせます。

袖口にギャザーを寄せます。

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内側のカフスを縫いこまないようピンで止めます。

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縫っていきます。

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内側のカフス端をぎりぎりままで縫ってしまうと、

地縫いの時にずれてしまうのと、

縫い代の入れ込みに困ります。

少し縫い残すことできれいに納まります。

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内側カフスをピンで止めます。

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ぐるぐるっとコバステッチをかけます。

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カフスが完成です。

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内側のステッチはちょっと巾があるようになります。

これは表と内側に1㎜の差を作り、

決して落とさないようにしたためです。

計算上は表と内の差1㎜+コバステッチ巾2㎜で、

3㎜のところにステッチがかかる、という事になります。

 

気になる場合は表と内側に差を付けないで、

同じにしても良いでしょう。

 

 

 

プレス前でよれよれしていますが、

こんな感じになります。

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これは、

カフスが輪で取らない場合、例えば端が丸いとか、

の場合に使う仕様です。

カフス巾が広い場合もきれいなかたちを

あらかじめ作っておいた方が良いのでこの方法です。

 

 

 

次回は細いカフスの場合に使う方法です。

 

 

仕上がりは同じになります。

 

 

いってこい開きと合わせて袖口シリーズとして

参考にしてくださいね。

 

 

 

 

 

 

では。

本日もありがとうございました☕