写真からパターンをおこしてかたちにする。パターン編①
こんにちは!
雑誌やネットを見ていると、
いいなぁ~、と思うウエアを発見します。
通販であれば、丈などの基本寸法が記載されていますね。
記載があれば、そのとおりにパターンを引くことができます。
そのとおりに出来るかどうかはわかりませんが、
基準がわかるので助かります。
今回は上の画像からパターンを引いてみようと思います。
正面からの画像しかないので、
情報量は少ないのですが、
あとは自由に考えて、と。
縫製まで、かたちにしてみようと思います。
画像から情報を得ます。
ここから読み取れるのは、
・素材は薄めの麻100%らしい。
・着丈が短めで、フレアーラインである。
・袖丈は身丈とほぼ同じくらいの長さに上がっている。
・肩巾は狭い。
・裾と袖口は切り替えてある。→これは後で知った。
・衿ぐりはボートネック。
ざっと見たところこのような感じです。
ひとまず、絵型を描いて、おおよその寸法を決めます。
まず丈です。
ボディ、または自分の身体にメジャーをあてて、丈を決めます。
衿ぐり巾も重要なポイントです。13㎝に決定です。
自分の肩にあててもみましょう。
バストは100から104㎝あたり。
袖丈は裾ラインと合わせたいので、
身頃を作ってから決めることにします。
製図グッズを手元において、パターン作成開始です。
生地は画像と同じく麻100%で。→後に変更しました。
生地を決めてからパターンをひくのが理想です。
生地巾もパターン作成に影響します。
これはW巾ですので、きっと見頃が横で並ぶので、
身頃の後中心を接ぐかどうするか悩まなくてすみます。
最近は袖がゆったりしているものが多いので、
けっこう用尺がかかってしまいますので。
これはそんな悩む袖にはならないと予想しますが。
用紙は着丈分と余分を適当にとって、
使いやすい長さにカットします。
最初、文化式原型旧バージョンを使用しようと思い、
後ろ身頃まで引いたのですが、
展開位置の関係で、
旧バージョンより、新バージョンの方が合うような気がして、
もう一度引き直すことにしました。
と申しますのは、
このパターンのシルエットはフレアーです。
フレアー分を身頃で切り開き、脇でも出したのですが、
そう言えば、肩寸法の前後差を(後ろの方が1.8㎝長い)
ダーツにして、それをたたんで
たたんだ分を切り開けば、
肩甲骨から出るフレアーの方がきれいではないか?
と気が付いたのです。
だったら、新バージョンも同じです。
旧バージョンで修正するよりいっそのこと、
新バージョンで引いてみようと思ったのであります。
新バージョンは扱いにくいイメージがあり、
これまであまり利用してなかったですが、
今回のデザインに良さそうです。
今回のパターンは画像と全く同じに仕上げる予定ではありません。
詳細はわからないので、
雰囲気以外はNAVIが決めます。
パターンを引いているうちに、
仕様なども変更していきます。
最初に決めた変更は
・肩が入り込んでいるようなので、一般的なセットインにする。
・後開きが必要かも?だが、衿ぐりを引いてから決める。
これくらいを決めて、あとは引きながら決めていきます。
ここまでで、けっこう書いてしまったので、
パターンは次回からにしますね。
では。
本日もありがとうございました🌷