囲み製図の引き方④ 袖。
こんにちは!
今日は暖かな日でした。
が、
また寒くなりますので、インフルなど気を付けましょうね。
実物のパターンの画像はわかりにくくて大変ですね!
でも
リアルパターンの感じを少しはお伝えできるでしょうか。
本日は袖です。
この袖は袖山が極端に低いので、
一般的な袖山ではないので、あまり参考にならないかも、です。
それでも
引く順番とか基本的なことは同じですので
参考にしていただくと幸いです。
袖はまず、十字を引きます。
最初に縦の線(袖山線・セットポイント=SP)を引いてから
袖山分をとって、袖下線を引きます。
そのとき、必ず直角でとるための方法をご紹介します。
袖山で折って、目打ちで1個しるします。
開いて目打ちどうしをつなげると、
袖山線に対して直角の十字が引けます。
直角をとったつもりでも、
大抵は違っています。
短い寸法なら問題ないですが、
大きくなると、中心でとんがったり、くぼんだりします。
この方法でしたら確実に直角が取れるので、
必要な時に実行してくださいませ。
十字が取れましたら、SPを中心にギャザー分を平行に取ります。
袖山はなんと3㎝。
ギャザー部分は袖下線から平行に引いておきます。
ギャザー分の端はSPとして、
そこから袖ぐりをとります。
寸法をとるときは定規ではなく、メジャーで取った方が早いです。
線を引きます。
通常の袖山寸法(10㎝前後)の場合はカーブ分を
引いた寸法で袖山三角を取りますが、
今回はそんなにカーブにならないので、
そのままで取ります。
後側も同じように取ります。
カーブはいつもの手法でやりました。
そんなにカーブとは言えませんが、それなりになだらかにします。
袖ぐり寸法と合わせます。
同じところに合印を付けます。
袖山が決まったら、袖下から袖口に向かって直角線を引きます。
袖口の入れ分をとって、線を引きます。
前後同じに線を引きます。
袖下は少しけずった方がスッキリするので、
指示通りにけずります。
前後は同じ線にしたいので、
先に引いた方を写します。
もう片方の袖下線を引きます。
袖下の袖口のつながりをなだらかにします。
袖口開きは「いってこい開き」になります。
カフス寸法は袖口寸法に開き巾分を引いた後、
0.5倍の寸法になります。
その計算などを書いておくと良いですね。
袖が出来ました。
地の目や前後の表示や合印を描き入れます。
袖が出来ました。
袖山のカーブが扁平な感じですが、
順番などはご理解いただけたでしょうか。
パターンもあと少しです。
次回はカフスなどを引きまして、
カットします。
では。
本日もありがとうございました🐎