タック入りワイドパンツ②
こんにちは!
ワイドなパンツを、タック入りで作りたい!
と言う気持ちをかたちにしたのですが…。
どうですかね~
NAVIとしてはイマイチかな、という出来です。
問題点は最後に勘考してみましょう。
今は続きの縫製をやってまいります。
では
左脇のファスナーが出来たところです。
次はパンツを組み立てていきます。
左脇は縫われていますので、次は右の脇です。
縫い代はロックして割ります。
この生地は幸いなことにロックの当たりが出なかったですが、
生地によっては注意してくださいね。
脇が縫えたら、股下を裾から裾までぐるっと縫います。
ここでパンツの縫い方手順についてお話です。
NAVIの知る一般的なパンツ縫製工程の股ぐりと脇、股下の手順は
1、左右の脇と股下を縫って筒状にする。
2、片方を中表にしてもう片方に入れ込んで、股ぐりを縫う。
という手順です。
今回はもうひとつの手順で縫いました。
1、前後別々に股ぐりを縫う。
2、中表に合わせて両脇、股下を縫う。
これもひとつの方法です。
どちらが正しいということではないと思います。
NAVIは通常前者の手順で縫います。
後者との違いについて
考えてみましたが、股ぐり下の縫い代の出方が違うこと以外に
差異を見つけることができません。
デザインによって手順が変わる、
こういうことを考えるのも楽しいことです。
縫いに戻ります。
パンツの表が出来ました。
次はウエストヨークを縫って行きます。
ヨーク見返しはファスナー部分は15㎜カットします。
右脇を縫い、下部分はロックをかけます。
ファスナーの仮止めをほどいて(見返しの部分だけで良いです)
ファスナーの端から7.5㎜、見返しの端から7.5㎜のところで縫います。
この計算はファスナー部分の見返しの控え分に7.5㎜にする、という計算です。
あくまでも計算です。0.5㎜なんて測れない、と思わずにやってくださいね。
要するに縫い代巾の半分づつという考えです。
次はウエスト部分を縫います。
ファスナーの縫い代は画像のように見返し側に折ります。
縫って行きます。
こんな感じですね。
余分な縫い代は適時カットします。
縫い代押さえステッチをかけています。
ミシンの針が入るところまで縫います。
ヨークを整えて、落としミシンで見返しを押さえます。
プレス前ですが、ヨークが縫えました。
最後は裾です。
まつりにしようかと思ったのですが、思ったより裾が多いので、
ステッチの方がスッキリするかも、と思い、ステッチを、かけています。
出来ました。
たっぷり感はありますね。
今回の感想。
このタックで良かったのか?
・・・・・けっこうタックが目立つので、無い方がよかったかも。
BOXタックを一方方向のタックにすればよかったのか?
・・・・・生地に少しハリがあるので、タックをとるなら、もう少し
落ち感のある生地にすればよかった。
などなど。
ヨークのデザインはまあまあ、気に入っていますが、
開きはやっぱ、前のほうが良いかな~。
もちろんその場合はコンシールではなくて持ち出しの仕様です。
着用した感じはまずまずでしたが。
パンツのシルエットは難しいですな!
いろいろな思い(理想、自分の体形、生地の選択、縫製の難度etc…)が
交差して考えがまとまらないうちに見切り発進的に進むとこのような
結果に終わることもあります。
いろいろやってみることです。
以上!
***本日のビスコーニュ***
バックの生地のプリントのひとつを切り取ってみました。
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では。
本日もありがとうございました🍮