なびの洋裁教室ブログ

自由に簡単にお洋服を作りたい!お気に入りの生地がカタチになっていくワクワク感を体験してくださいね。

ボーダー柄のタック&ギャザースカート②

f:id:navistyle:20180507202134j:plain

 

 

 

こんにちは!

 

 

スカートではこの四角なかたちが一番簡単なパターンと

言えるでしょうか。

生地巾真っ直ぐ切って筒にしてゴムを入れる…みたいな。

 

生地の端に模様がくるボーダーや、

太い縞々など、裾を真っ直ぐにしたいとき、

パターンは四角くします。

 

でも、そうするとウエスト部分のゆとりがすごぉ~くあります。

 

ギャザーで縮めると、例えばこのスカートの場合

ギャザーの倍率が3倍以上になります。

生地にもよりますが、中肉以上の生地の場合、

ギャザー倍率が3倍以上と言うのはかなりあります。

(ギャザーの基本倍率は1.5倍です)

エストベルト下はボワ~ンとふくらみ、

スッキリとは反対の方向に行ってしまいます。

 

なので、

こういう総ゴムで、尚且つウエスト分量が多い場合は

タックをたたみます。

タックはギャザーと比べると生地の処理が多めにできます。

 

今回は大ざっばに言うと、

エスト分量が200㎝、ウエスト上がりが63㎝です。

総ゴムの場合はゴムを伸ばした状態で100㎝上がり。

200-100で余分の100㎝をタックにします。

 

総ゴムではなく、ファスナー開きのジャストウエストの場合は、

すべてタックにするか、

タックをたたんだ上でウエスト寸法までギャザーを寄せます。

 

 

それでは縫って行きましょう。

 

 

まずは脇です。

f:id:navistyle:20180507202439j:plain

 

 

ロックをかけます。

f:id:navistyle:20180507202506j:plain

 

 

タックをたたみます。

f:id:navistyle:20180507202548j:plain

 

 

エストベルトと合わせます。

f:id:navistyle:20180507202627j:plain

 

 

エストベルトと接ぎます。

f:id:navistyle:20180507202835j:plain

 

もう片方の脇を縫います…

f:id:navistyle:20180507202915j:plain

 

ここで!

 

間違い(?)に気が付きました!

 

今回は片方の脇→ウエスト→もう片方の脇→ウエストゴム入れ

という手順で簡単にOK!という気分だったのです…。

 

ところが

 

いつものNAVIの手法として、こういうベルトやカフスや

玉縁(バイヤス始末)の場合、

最初に裏から縫って、次に表にしてステッチでたたく、という

手順で縫うことが多いです。

裏を先に縫うと表側のステッチもきれいだし、

なんといっても、裏側を落とすことがないからです。

 

今回はまずタックをたたんでウエストベルトを接いで~

という方法が楽かな~と思い、深く考えないで縫ってきましたら…。

 

スカート脇とウエスト脇は続けて縫えないのでありました。

f:id:navistyle:20180507202946j:plain

 

しょうがないので、ウエストを少しほどいて、

スカートとウエストベルトの脇をそれぞれ縫いました。

とさ。

f:id:navistyle:20180507203018j:plain

 

エストを接いで、修正が終わりです。

f:id:navistyle:20180507203052j:plain

 

 

エストベルトが付きました!

f:id:navistyle:20180507203117j:plain

 

皆さま!

 

やはりそれぞれ輪にしてからウエストを接ぎましょうね。

 

 

 

 

本日はここまで。

 

 

 

 

***<本日のビスコーニュ>***

 

 

 

f:id:navistyle:20180507203220j:plain

 

 

レトロ&キュート🐿

 

 

 

************************

 

 

 

では。

本日もありがとうございました🍮