なびの洋裁教室ブログ

自由に簡単にお洋服を作りたい!お気に入りの生地がカタチになっていくワクワク感を体験してくださいね。

「くせとり」のススメ。

こんにちは!

 

 

梅雨空みたいになってきました。

 

うっとおしいですが、

ここ近年、考えを改めました。

 

日本の夏は暑いです。

植物にとっても過酷です。

 

春に芽吹いてまだひ弱な植物たちが、

梅雨のあいだにすくすくと育ち、しっかりと根を張ります。

で、過酷な夏を乗り切って行くのではないだろうかと、

思うに至りました。

NAVIの実家はお米を作っていましたが、

考えて見れば、

両親は梅雨に対してネガティブなことを言ったことが

ないような気がします。

梅雨がなければ、お米は育ちませんものね。

なるほどなるほど。

 

と言う事で、日本に梅雨は必要と思い、

うっとおしくとも、それなりに楽しく過ごしましょうね。

 

 

本日は「くせとり」です。

「くせとり」とななんですか?

と思う方もいらっしゃるでしょう。

 

NAVIもあまりしないです。

 

「くせとり」とは縫い合わせるラインがカーブの場合、

アイロンでくせをとることです。

くせとはカーブのことです。

パターン上のカーブは身体の曲線に沿わせるものです。

カーブですが、そこの身体は平面です。

 

例えば、スカートの脇の腰部分です。

フィットするパターンの場合はカーブになりますね。

でも、実際の肉体の脇はカーブの形になっているわけではありません。

 

これはワンピースの脇の腰です。

ゆるやかなカーブです。

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「くせとり」をします。

脇のカーブが直線になるようにします。

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結果的にややふくらみが出ます。

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このようにくせとりをして、脇にふくらみを持たせることによって、

腰回りの曲線になじみやすくなります。

 

 

腰あたりはそんなに目立たないですが、

例えばプリンセスライン。

胸まわりはけっこうカーブがきつかったりします。

そのまま何もせずにカーブのまま縫うと、

生地によってはなじみが悪いです。

 

出来る限りで良いので、さっと

直線になるようにアイロンをかけると良いですね。

 

くせとりをする部分は、

身体に合わせた接ぎ目を縫う場合に限ります。

 

 

 

 

頭に入れておくと良いですね!

 

 

 

 

では。

本日もありがとうございました💐