なびの洋裁教室ブログ

自由に簡単にお洋服を作りたい!お気に入りの生地がカタチになっていくワクワク感を体験してくださいね。

フラットニットファスナーと見返しの関係。

 

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こんにちは!

 

 

 

桜もちらほら咲いてきました。

ということは、ミモザももう終わりです。

今年最後のミモザを部屋に飾りたいですが、

花粉がダメな家族がいて、飾れません…。

 

 

さて、

本日はフラットニットのファスナーです。

 

昔はこのタイプはエフロンファスナーというものを使っていました。

フラットニットより厚みがあって、

ムシもフラットではないので、

ファスナー押さえや片押さえが必要でしたね。

 

今はエフロンに代わり、フラットニットが良いですね。

薄いのでシルエットにもあまり影響を及ぼしません。

 

フラットニットファスナーを普通に縫って、

インベルとか付ける場合は特に問題がないのですが、

見返し始末の場合、

縫う順番に困るのです。

 

うっかり画像を撮るのを忘れたので、

違うものですが、こういう仕上がりにするための

縫製の順番です。

 

一度専門家に聞きたいと思いつつチャンスが来なくて、

自力でやっておりますが、

もっと良い方法がないものかと俊淳しております。

見返しが付く場合はコンシールの方が楽だと思うくらいです。

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NAVI的縫製工程ですがご紹介いたしますね。

ファスナー付けの準備が整いました。

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通常は後ろ中心を接いだら次がファスナーなのですが、

ヨークや見返しの関係でまるっと縫うことになります。

 

 

 

見返しの後ろ中心は後ろ中心線で断ち切りになります。

これは一定ではないようです。

NAVIの場合は縫い代を7.5㎜に設定してますので、断ち切りですね。

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見返しの表とファスナーの裏が出るように合わせます。

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7.5㎜の縫い代で縫います。

ファスナーの方辺の丁度半分あたりですね。

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両方縫いました。

裏が付く場合はこれに裏スカートがくっついてきます。

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そしてファスナーの下側になる方を縫います。

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ファスナーの上側になる方は置いておいて、

先にウエストラインを縫います。

ファスナーや縫い代は見返し側に折ります。

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ファスナー上側がまだ縫われていない状態です。

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これから縫います。

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縫いました。

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これでファスナーが縫えました。

 

 

一度に縫えないのであれ?という感じですが

ファスナー上部分を縫いこむには

この順番しかないように思うのですが、

どうなんでしょう?

他にもっとうまい方法があったら、

ぜひ教えてくださいね。

 

 

 

一見皮に見えますが、デニム系の生地です。

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フラットニットよりコンシールが多い昨今ですが、

カジュアルなデザインには、フラットニットの縫い方も合うので

一度試してみて下さいね。

 

 

 

 

 

では。

本日もありがとうございました🏰