なびの洋裁教室ブログ

自由に簡単にお洋服を作りたい!お気に入りの生地がカタチになっていくワクワク感を体験してくださいね。

ウエストはゴムで良いのか?

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こんにちは!

 

 

 

本日は普段ちょっと思っていることを書きますね。

 

 

ここ最近、ショップで売られているスカートやパンツが

ゴム仕様がが増えたなぁ…

と思います。

 

デザイン的にゴムが最適。

ではなくて、

どう考えても、サイズ的問題としか考えられません。

 

エストはサイズに融通がききません。

 

以前はウエストゴム仕様は、

子供服かミセスくらいのものでした。

 

それが今では、

どこもかしこも

ゴム。

ゴム。

ごむ。

 

が多くなったと思いませんか?

 

ハイブランドではそうでもなく、

ちゃんとサイズ展開がなされていると思いますが。

 

 

ゴム仕様の理由は先に書いたように、

サイズ問題ですね。

 

ほとんどの方は

エストから腰回りはすっきりとさせたい筈です。

そのため、身体に合ったジャストサイズであることが肝要です。

ゴムはパジャマだけ。

にしたいものです。(なかなかそうもいかんが…)

 

ゴムを入れてしまうと、

デザイン的にもたついてしまうことが多いです。

 

最近は、これにゴム入れるの?

と言うところに入っています。

どうしてもゴムを入れなけばならない、という

指令が出されているとしか考えられません。

 

よくあるのがこのタイプですね。

前ウエストはインベルなど、後ろがゴムです。

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前姿はすっきり、後は・・・・

 

 

NAVIもゴム入りウエストはよく作ります。

ゴムながら、どうすればすっきりと見えるか?

ということを常に考えます。

 

例えば

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これも前ウエストはスッキリ。

後ろはゴムですが、最小限に抑えています。

そのままではヒップの関係で着れないので

ファスナー開きにしています。

 

ゴムを入れて、開きを作らない場合は100㎝くらい必要になります。

(ここがウエストがもたつく原因ですね)

 

 

 

これは総ゴムでありながらファスナー開きです。

エストまわりが伸ばしても80㎝くらいです。

ゴム上がりは65㎝なので、ウエストが65㎝から80㎝まで対応できます。

NAVIの考える、総ゴムながらもスッキリ見える仕様です。

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アパレルとしてはサイズ展開という手間を省き、

生産数の調整も必要ないゴム仕様は

売れるための戦略なのかも知れません。

 

でも、若い人たちに慣れて欲しくないなぁ。

若い時は高い服は買えないでしょうから、

多分、ほとんどゴムが入っているかも。

ゴムばかり着ているとウエストが太くなってしまうし。

 

 

ホームソーイングで自分のボトムを作る場合、

デザイン的にゴムが最適。という場合以外は

ゴムなしで作ってくださいませ。

自分のサイズに合わせて作れるのも

ソーイングの醍醐味です。

インベル+ゴム、とかの方が縫製は面倒であったりしますので。

 

 

 

本日は昨今のゴム多用について、でした!

 

 

 

 

 

では。

本日もありがとうございました👗