なびの洋裁教室ブログ

自由に簡単にお洋服を作りたい!お気に入りの生地がカタチになっていくワクワク感を体験してくださいね。

アイロンまわりと芯貼り小雑感。

f:id:navistyle:20190217204357j:plain

 

 

 

こんにちは!

 

 

 

アイロン仕上げ → プレス と言います。

 

どんなにきれいに正確に縫っても、

プレス仕上げがきまっていないと、仕上がりも完璧ではありませんね。

 

 

NAVIもわかっているのです。

家庭用のアイロン台では限界があると…。

 

バキュームアイロン台が欲しい!!!!

 

でも、

業務用はなかなかハードルが高いです。

電気も大丈夫かわかりません。

 

せめて家庭用のアイロン台を購入したい!

と思いつつ、現実化していませんの。

 

 

と言う願望はさておいて、

 

手の届くプレス環境のご紹介です。

 

 

 

アイロン台はむか~しから使っている普通のもので、

大きさも普通です。

左は「馬」です。袖とか、筒ものに便利です。

端の丸みは袖山に便利です。

少々短いですが、いただきものなので

文句は言いません。

右は「まんじゅう」です。

丸みのあるところ(ダーツとか)の必需品です。

f:id:navistyle:20190217204357j:plain

あと、「うで」とかありますがNAVIはどこかに無くしてしまいましたので、

今はありません。

この2つはお値段がけっこうするので、

思い切らないとなかなか手に入れにくいかも知れません。

「馬」がもっと長いものと「まんじゅう」で1万円くらいでしょうか。

ユザワヤの30%~40%引きのクーポン券が手に入ったら、

買ってください。

 

 

あとは小物です。いずれもアイロングッズです。

f:id:navistyle:20190217204456j:plain

左から

・三トンです。アイロンがかけにくい細かなところに入れて使います。

 ハンガーにかけたまま、内側にあててアイロンをかけることも出来ます。

 丸みは袖山、袖ぐりに使えます。100均です。

中央上

・あて布です。メッシュなので生地がよく見えます。100均です。

 使いやすい大きさにカットして使っています。

中央の中

・あたりが出る生地の縫い代を割るときにはさむ紙です。

 カレンダーを適当にカットして使っています。

中央の下

・アイロン定規です。

 ほどほどの厚さの紙で手作りです。スチームなどで

 ぼろぼろになったら作り直します。

 熱に強い定規に使えるような板を探しています。

 市販のアイロン定規は厚みがあるのでなるべく薄いのが希望です。

・コップと筆

 ウールなど縫い代を割る時に縫い目に筆で水をかけるためのもの、です。

 ピンポイントで水が欲しい時に使います。

・霧吹き

 

以上です!

 

アイロンはパナソニックのコードレスです。

先のとんがりがいい感じですが、

フッ素コート(?)がハゲてどうしようもない感じになっています。

ので、買い替えたい。フッ素コートは要りません。

アイロン汚れ取りも使えないしね。

アイロンに直接かぶせるカバーも作ったのですが、

すぐにぼろぼろになってしまいました。

あて布用メッシュでつくったのですが、溶けてしまったのであります。

 

 

 

ま~

いずれはバキュームですね!

アイロンも業務用がいいな~。

仕上がりが全然違ってきます。

 

 

もし、特別な作品を作った時は、

クリーニング屋さんでプレスだけお願いすると良いです。

そう言えば、学生のとき、卒業制作の作品を

クリーニング屋さんでプレスだけしてもらいました。

 

 

 

次は芯貼りについてです。

 

 

 

芯を布に貼るとたいてい縮みます。

ので、

生地を粗裁ちして、芯を貼ってから

パターン通りに裁断したりします。

 

そんなに大きなパーツでなければ

生地全面に芯を貼ってから裁断する、という手もあります。

 

 

しか~し!

 

既製服の大量生産ではそのようなことをすることは

出来ません。大変な手間です。

 

ので。

前端見返しなどの長いものはあらかじめ

縮み分を考慮してパターンを作成します。

100㎝長さの見返しなら1㎝くらいでしょうか。

長いものはこのように、

アバウトながら縮み分を考慮しますが、

衿とか、小さなものはそのままのパターンで

芯地も裁断します。

多少の縮みは縫い代で調節、というところです。

 

というわけで、

粗断ちがベスト、というのはわかっていますが、

NAVIは粗断ちして、ということはしないです。

 

よく遭遇する衿ぐり見返しなど小さなもの(に限らずですが)

は裁断した生地を直接芯地に置きます。

もちろん糊側にそのままアイロンが出来る形で置きます。

f:id:navistyle:20190217213917j:plain

知らないうちにパーツが伸びてしまっている場合もあるので、

一応パターンを置いて確認します。

 

 

 

 

裁断しました。

f:id:navistyle:20190217220632j:plain

カットしたすぐはズレないので、

できればそのままアイロン台へ!

 

 

 

その前に。

これは切りしつけがしてあるので、

しつけと芯貼りの関係です。

f:id:navistyle:20190217220755j:plain

 

 

このまま芯を貼ると糸が抜けなくなってしまいますね。

f:id:navistyle:20190217220848j:plain

 

 

そこで芯貼り側の糸を1~2㎜にカットします。

f:id:navistyle:20190217221001j:plain

 

 

そしてアイロンをかけます。

f:id:navistyle:20190217221235j:plain

 

 

表側です。

f:id:navistyle:20190217221059j:plain

糸が不要になったら抜くことが出来ます。

 

ちょっとしたことですが、ありがちなので。

 

 

 

 

あとですね。

 

 

ファスナー付けなど、伸び止めのテープ芯を

使う場合があります。

 

市販もされていますが、

各種類そろえるのもちょっと大変です。

ホームソーイングはそんなに量を使わないので、

ついでがあったら作っておくと便利です。

 

テープ芯の種類は

・ストレート

・バイヤス(角度45度)

・ハーフバイヤス(角度22.5度)

・クオーターバイヤス(角度15度くらい) →NAVIが勝手に命名

 

くらいでしょうか。

 

良く使うのはストレートでしょうか。

 

ハーフバイヤスも使います。

カーブはストレートに切り込みを入れながら貼っても良いです。

ハーフなら微妙なカーブが良い感じで貼れます。

クオーターバイヤスは垂れが出そうな生地のときに、

ストレートのかわりに貼ります。

 

 

今回はファスナー用にクオーターバイヤステープの15㎜を作りました。

f:id:navistyle:20190217223238j:plain

角度45度のバイヤスの3分の1のところで取って行きます。

スチール定規があれば最初の線のカットがキレイに出来ます。

 

 

 

適当な長さをカットしたら、厚紙などに巻いておきます。

f:id:navistyle:20190217223822j:plain



f:id:navistyle:20190217223938j:plain

 

 

市販品を購入しても良いですし、

このように作る必要があったときに余分に作っておくのもお勧めです。

カラーも、白、生成り、黒とか、

あると便利です。

巾も9㎜、10㎜、12㎜、などなど用途によっていろいろです。

テープ芯はなぜか市販品を使う感覚ですが、

自分でも作れるのでよかったら機会があれば作ってみて下さいね。

 

 

 

 

 

では。

本日もありがとうございました🌹