なびの洋裁教室ブログ

自由に簡単にお洋服を作りたい!お気に入りの生地がカタチになっていくワクワク感を体験してくださいね。

パターン自力学習のススメ。

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こんにちは!

 

 

前回にNAVIの自力学習での基礎を学んだことを書きました。

 

今回はどのように学習していったらよいのか、

提案させていただきます。

 

だいたいの流れとして。

 

①服作りがしたい!と熱望する。

②市販のパターンを購入、生地を買って作り始める。

③雑誌や本を買ってパターン写しを始める。

④囲み製図を始める。

⑤原型を作成し、パターンを引くようになる。

 

①から順番に始めていけば、

⓹にたどりつく頃になると

縫製の腕も上がっていて、

大抵のものが作れるようになっていると思います。

と言うのは、⓹にたどりつくまでに

かなりの数の服作りをしている筈で、

生地のことや、部分縫い、デザインによる仕様の違いなどが

たくさん自分の引き出しに蓄積されていると思われます。

各段階を1年続けるのが理想です。

 

①と②の段階で、指示通りに縫って、服のかたちを把握します。

何が縫いにくいのか、どんなかたちが自分に合うのか、

あと、寸法感覚も身に着けてください。

まずはご自分のサイズですね。

あと、好きな丈やゆとり(バスト寸法とか)も

把握しておくと良いですね。

 

市販のパターンに飽き足らなくなったら、

パターンを引き始めるチャンスです。

 

お勧めは「ミセスのスタイルブック」のバックナンバーを

2~3年分くらい取り寄せること。

「ミセスのスタイルブック」は年4回(?)不確かですみません。

しか発行されていないので、発売を待っていると

なかなか参考に出来るほど集まらないので。

世に流行と言うものはありますが、

縫製やパターンの引き方は普遍的なもの、と言えます。

過去のモノでも十分参考にできます。

今は「ミセスのスタイルブック」と「レディブティック」くらいしか

本格的なパターンが掲載されていませんので、

このどちらかお好みのものを購入していくと良いと思います。

 

 

パターンを引く時に必要な道具です。

100均で買えるものも多いので、

パターンを引くためにこれらをご用意されると

作業がはかどりますよ。

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①製図用紙。手芸店にも売っていますね。

 方眼紙は寸法をとるのがらくちんです。

 無地のクラフト紙でもOKです。

   消費がはげしくなったらロールで購入すると割安です。

 製図用と写し用の紙は分けると良いです。

 写し用は無地を使用します。これで製図をしてもOKです。

 

②カッター定規  アクリル定規は100均で購入。

 長さ30㎝40㎝50㎝があったら、使いやすいのは40㎝です。

 

③方眼定規  必須品です。手芸屋さんで1000円ちょっとです。

 

④メジャー  長さ150㎝、両面ミリ単位が最後まで入っているもの。

       100均にもあります。(が、すぐに壊れてしまいました)   

 

⑤カーブルーラー  必需品 カーブはこれ1本。

          あとにクロバーのカーブ方眼について書きました。

 

⑥消しゴム  やわらかめの良く消える消しゴムで。

 

シャープペンシル  芯はB又は2Bで5㎜。写し用に9㎜芯を使用すると楽。

 

⑧カッター  100均でOK 小さいものは使いにくいのでこのサイズで。

 

⑨目打ち   100均でOK

 

⑩ルレット  100均でOK

 

⑪計算機   以外に必要。

 

他には「重し」(文鎮)が必要かな?

これは裁断するときのものと同じです。

 

 

これはクロバーから発売されているカーブ方眼定規です。

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⓹のカーブルーラーと比べたらどちらが良いでしょうか。

NAVIはカーブルーラーに軍配をあげます。

理由はカーブルーラーの方が厚みがあってしっかりしているので、

使用時に安定感があること。

方眼になっているけど、実際には定規機能は必要ないかも。

なので、あまり使用していないかな~。

 

 

カッターを使うときに下に引く台があると良いのですが、

できれば3㎜厚以上のビニールクロスか表面のなめらかな5㎜厚以上の

合板があると便利です。

作業するテーブルと同じ寸法に合わせてカットするか、

合板1㎝厚90×180を用意して、普段は本棚のうしろとかに隠して、

作業するときにテーブルの上に置いて使うとかすると

広々と作業ができますね。

 

 

囲み製図とは「ミセスのスタイルブック」でも

毎号いくつか掲載されています。

ボトムは原型がないので、はじめから囲み製図と同じですね。

 

囲み製図です。

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ボトムです。

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市販のパターンやパターン写しを経ないで

いきなりこの囲み製図を作ろうとすると、

もしかすると図の意味が理解できないことがあるかも知れません。

囲み製図はひととおり洋裁がわかる方向けに

必要箇所のみを描いてあるだけですので、

縫い代や基本的な縫製方法は書いてありません。

 

ここで今までの市販や写しパターンで縫ってきた経験が活きます。

 

 

囲みで製図するのも原型を使うのも

そんなに差があるわけではありません。

 

自力で一からパターンを引くことに慣れたら、

今度は原型を作り、それを使ってパターンを引きます。

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引けるデザインがぐーーーーーんと増えます。

 

 

 

いずれ原型ではホームソーイングの限界を見ることになりますが、

このお話はまた今度。

 

 

やはり

最初は「型紙とはなんぞや?」でありますので、

いきなり製図、も決して悪いことではないですが、

パターンあってのソーイングではなく、

ソーイングのためのパターンである、

という事を踏まえますと、

まずは言われた通り(市販のパターンの)作る。

という事でしょうか。

例えば、

衿ぐり始末の方法がわからないと

パターンも引けないことになります。

衿ぐり始末は見返し、バイヤス、玉縁、その他もろもろ…

作るデザインの仕様はどれが良いのか、

決めることがパターン作成であると言えます。

 

ま~

細かいことまで言ってしまいましたが、

要は経験を積む。

という事ですね!

 

 

と言うわけで、

次回原型の限界について語ってみようと思います。

 

 

 

 

では。

本日もありがとうございました📏