ロックミシンで作るニットカーディガン③
こんにちは!
ホームソーイングにぜひ取り入れてほしいのが、
ニット素材です。
かく言うNAVIも実績は多くないのですが…。
と言うのは、
現役の頃、ニット系のデザインはしても、
パターンも縫製も工場が担当することがほとんどでしたので、
自力でなんとかすることはありませんでした。
色だしやサイズを指示すれば出来てしまう世界だったのです。
そもそもニットは布帛モノと機械が違うので、
ちょっと別世界みたいな印象です。
でも、
ニット素材を使用するだけで、
布帛モノと同じ縫製、ということもありますが、
NAVIはほとんど経験がありません。
NAVIたちパターンナーは布帛専用みたいなものであり、
ニット、カットソー担当はパターン経験が無くても出来るので
たまにしかデザインをしたことがありませんでした。
けっこうおっかなびっくりで作っていたのですが、
普通のオーバーロック専用ロックミシンでも
けっこう縫えることがわかってきました。
今回は基本のカーディガンです。
丈を短くしたり、
前立てをVからラウンドにしたり、
縫い方の基本はそんなに変わらないので、
けっこう参考にしていただけるのではないでしょうか。
たいていは普通のミシンで縫えますので、
ロックと本縫いの併用でいろいろ作れると思います。
それでは続きをやってまいりましょう。
袖が付きましたね。
けっこう深いスリットを開けました。
へろへろしそうなので、縫い代に芯を貼っています。
脇を縫う前にスリットの片方にロックをかけておきます。
袖下から脇を縫っています。ロックのみです。
スリットにステッチをかけます。
布帛を縫うときと違って、縫い代が1㎝もないので、
スリット止まりあたりは十分な縫い代がとれないので、
どうしても画像のようになってしまうのですが、
今後善処できるよう頑張りマス。
こちらは裾の三つ折りです。
ポケット口はロックしてたたきでした。(伸びるのが怖くて…)
でも、そんなに伸びなさそうなので三つ折りにしました。
裾が出来ましたので、
次は袖口です。
まくって着ることが出来るよう、
折り返しを多くとっています。
これで本体が縫えました。
釦を置いて確認しながら選びます。
釦ホールを縫っています。
家庭用ミシンの登場です。
NAVIのお勧め。職業用ミシン+ロックミシン+家庭用ミシンで服作りが自由自在です。
職業用ミシンは服が中心ならブラザーヌーベル、小物や厚物も縫うならJUKI
シュプール。他のメーカーは試したことがないのでわかりません。ロックはニットも縫える2本針4本糸がお勧めです。家庭用ミシンは釦ホール用に便利。
釦が決定して、
釦ホールの穴をカットします。
釦を付けて完成です。
シンプルなので工程もシンプルで、
ロックミシンのみの縫製も手伝って、とってもスピーディに仕上がります。
出来ました! 正面です。
前立てが長いとツレる恐れがありましたが、まずまずです。
横姿です。
後ろ姿です。
スリットは深いです。そんなにへろへろしていなくて良かったです。
ニットでシンプル。丈は長目の110㎝です。
ニットでカーディガン…。
ホームソーイングの世界が広がります。
まずは、シンプルなプルオーバーやブラウスのパターンがあったら、
それを前中心で切って、
前端と後衿ぐりの寸法を測って、
前立てをとってください。
もし、シルエットがイマイチで、
お外着にならなくても、おうちで着れますね。
そして、ご自分に合ったシルエットなどを模索しましょう。
縫製はけっこう簡単なので、お勧めです。
また更なるチャレンジをやって参ります!
では。
本日もありがとうございました⚾