CHINA備忘録⑪生活の様子ー1。
こんにちは!
少しばかり生活まわりをご紹介しますね。
前述したように、
工場内の工場長(社長)の家の2階で生活しておりました。
広くない工場内で、
息の詰まる生活でしたが、
安全でありました。
裏を返すと、工場外は危険がいっぱい!
着任2週間目にキッチンが完成し、
自炊が可能になりました。
食材は、野菜は道端の露店で、
お肉(豚肉)も路上で買います。
いつも買っていた露店の八百屋さんでネギを買っています。
豚肉はこうして吊られています。
希望の部位は買えません。
500gで160円くらいでした。
大抵、売っている人の指は数本ありませんでした。
豚肉は通年あります。
売る人は半身に真っ二つになった豚さんを
自転車リヤカーで持ってきて、こうした売り場を作ります。
○○g欲しい、と言うと
その場でお肉を切ってくれて、
ひもで縛ってくれます。
裸の肉をぶら下げて帰ります。
牛肉は豚より大きく、夏場は日持ちがしないので、
暑い季節は売っていません。
冬にときたま、売っています。
道の脇でと殺され、解体されます。
鶏肉は5分くらい歩いたところに市場があって、
かごに入った生きている鶏を買います。
羽抜き屋さんがいて、
その人に買った鶏を預けると、
キュっと首を絞めてから、
円錐分離機のような機械に鶏を入れて
羽を抜いてくれます。
ひもで縛って、ブラブラぶら下げながら帰ります。
この鶏はもちろん自力で解体します。
この鶏は運動をし過ぎていたのか、
筋ばかりで…
胸肉しか食べることが出来ませんでした。
ちょっと街になると、鶏肉も豚肉も部位が分かれて売っています。
雲陽はまだまだ原始的でありました。
その後、
NAVIはそのシステムにどうしてもなじめなくて、
1度買ってからは、以後買うことはありませんでした。
野菜は現地で採れて、季節のものに限ります。
冬にトマトやキュウリは売っていないし、
夏もまたしかり。
写真の、左手に鶏、右手にはいんげんの長いものを持っていますね。
夏はこれと冬瓜。それとスイカです。
調味料は、醤油(塩辛い)砂糖、塩、酢、など。
味噌は日本のものと違うので。食べることはありませんでした。
食用油は落花生油が主流でした。ちょっとくせがあるかな。
NAVIのお気に入りは大豆を持参して、
油絞り屋さんに絞ってもらった油です。
ホントの混ざりけのない、大豆油でした。
お米は黄河米という、おいしいお米がありました。
それもそのはず、日本の援助で専門家が指導して
出来たお米だそうです。
玉子を手に入れるのもちょっと苦労しました。
なかなか売っていないので、
見つけた特は必ず買います。
玉子売りです。
鶏卵以外に、あひるの玉子なども売っています。
あひるの玉子は薄青い色をしています。
牛乳は売っていません、
現地では牛乳を飲む習慣はありません。
親切に工場長が近くの牛飼いに頼んで、
生乳を毎朝届けてくれていました。
おいしかったです。
パンは食べることができるレベルのものは
ありませんでした。
気が付いてみると、
欧米の食品がほとんどありません。
コカ・コーラくらいでしょうか。あったのは。
日本ではハウス栽培や発達した物流でモノが豊富で豊かな
スーパーマーケットに慣れてきました。
欲しいものが手に入らない生活でしたが、
少しですが、
人が生きてきた原点を見たような気がします。
ないモノは無いのだ。
郵便局に荷物を出しに行きま~す。
では。
本日もありがとうございました🍉