なびの洋裁教室ブログ

自由に簡単にお洋服を作りたい!お気に入りの生地がカタチになっていくワクワク感を体験してくださいね。

夏のお嬢さんワンピース①

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まだまだ暑いですね。

8月に入ると、NAVI的には初秋ものに

関心が移ってしまうのですが、

実際はまだ手元に夏生地がわんさか。

 

早くカタチにしなければ!

 

ということで、今回はさわやかギンガムのワンピースです。

 

薄い生地ですので透けます。

スカート部分のみに裏地を付けることにしました。

 

今回のパターンはウエスト切り替えがないので、

エストで裏地をたたきます。

そしてゴムを入れて、ウエストを安定させます。

 

ホームソーイングですので、

裏地用パターンは作らず、

表地からとって、裁断します。

 

 

*  *  *  *  *  *  *  *  *  *

 

 

ここで少し裏地のお話です。

 

裏地は必ずしも表地と同じにする必要はありません。

デザインによっては、

裏地でボリュームが出ないよう、カットしたり、

表地がギャザーなら裏地はタックにしたりします。

 

スカートなら、裏地巾120㎝でしたら

なるべくひと丈で作るとお得です。

裏地巾は約90㎝と120㎝巾がありますが、

使いやすいのは断然120㎝巾です。

 

なぜ120㎝巾なのか?

(NAVIの見解ですが)

裏地が一番使われるアイテムはスカートと思います。

スカートの裾巾はひざでだいたい120㎝あれば

スリットを入れなくても歩けると言われています。

タイトスカートなら120㎝ひと丈でほとんど問題ありません。

では分量のあるギャザーや、特に裾巾のあるフレアーならどうするのか?

ですね。

デザイン的に裏地の役目が特になければ、

これもひと丈で大丈夫です。

ただ、

表地と裏地の分量差が多きすぎると、

バランスや着心地が違ってくるので、

一概には言えないですが、

大抵は脇にスリットを入れることによって

裏地の分量は少なくて大丈夫なのです。

 

 

とは言え、今回はスカート部分が表地と同じ分量です。

なぜでしょうか?

 

それは、身頃の途中で表地と裏地が縫われるからです。

同寸でなければならないわけではありませんが、

同寸の方が楽で簡単だからです。

かぶりである、という理由もあります。

やっぱり、かぶりのばあいは

身頃のバスト~ヒップの寸法は100㎝以上欲しいところです。

 

 

 

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では制作に入って行きましょう。

 

 

格子ですが、8㎜ほどなので脇は合わせないことにします。

 

生地は110巾で2.5mで、

ワンピース丈が115㎝+ウエスブラウジング分5㎝がかかります。

スカート裾には断ち切り17㎝のフリルが生地巾いっぱい3枚分をとって、

けっこうギリギリでありました。

 

エスト部分に裏地を縫い付けるので、

ここのしるしはきりじつけにします。

しろも2本どりでおおまかに縫って行きます。

長ーくとちょこっとを繰り返します。

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長い方の真ん中をブチブチ切ります。

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そーっとパターンをはずします。

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生地の間の糸を切ります。

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長い糸を切ります。

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しるし付けはこれで終了です。

ポイントのきりじつけはよくやりますが、

これは久~~しぶりです。

昔は全部の縫い代にコレをやったものでありました(ご苦労様!)

洋裁の方法も変わるものです。

今では縫い代付きパターンは当たり前ですが、

昔はついてなかったですもんね。

 

 

思い出にひたりながら、縫製にはいっていきますね。

 

衿ぐりはバイヤス始末なので、

バイヤス布をつなげて、アイロンで2重にします。

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最初にウエストリボンを縫ってしまいましょう。

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真ん中あたりに返し口を縫い残して、ぐるりを縫います。

 

表に返してコバステッチをかけます。

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次は裏地です。

脇を縫います。今回はきせをかけずに1㎝で縫ってロックします。

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裾は1.5cmの三つ折りです。

エスト縫い代をアイロンで折っておきます。

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さあ、本体縫い前の準備が出来ました。

最初に細かなものはまとめて準備したり縫っておくと、

後がスムーズに縫うことが出来ますよ。

 

続きは次回に…。

 

 

 

***本日のビスコーニュ***

 

 

 

 

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ギンガムとバラ。

 

 

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では。

本日もありがとうございました🌠