タック入りワイドパンツ①
こんにちは!
6日はほっとひと息、暑さもやわらぎ、雨も降って
植物の水やりはお休みです。
今回はワイドパンツで、
・腰回りはすっきり。
・できるだけ広い裾巾。
と言うコンセプトで作ってみました。
いろいろ考えた末、ウエストはヨークでお腹を押さえ、
ヒップはジャストでスッキリと。
タックで表情を出そう、という考えです。
出来上がりは……少々お待ちくださいませ。
開きは左ウエストでコンシールファスナーにしました。
ドレッシーな仕様ですが、
ウエストまわりは上衣で隠す予定なので、
前開きと比べてもあまり変わりがないと思います。
ただ、脇開きの場合はポケットが付かないので、
ポケットは無しです。さびしいですが仕方ありません。
縫製の手順も前開きと比べると違ってきます。
一般的なウエストベルト仕様でしたら普通に作れるかな、
と思いますが、これはウエストがヨークなので、
ちょっと違ってくるのでした。
順番は
①タック
②前後の股ぐり(別々に)
③前後のヨークと本体を接ぐ。
④左脇
⑤ファスナー
⑥脇と股下
⑦ヨーク見返し
⑧裾始末
と言う順番になります。
ちょっと変則的ですが、
本日は⑤のファスナーまでやっていきますね。
まずはタックです。
途中まで中縫いをします。
タックはBOXタックです。
タックの縫い代がズレないよう、止めステッチをかけます。
股ぐりを縫います。
縫い代にロックをかけます。
次はヨークです。
ヨークは表布、見返しとも芯を貼ります。
ヨークが縫えました。別々です。
次は左脇のみを縫います。(画像はありません)
ファスナー止まりまでは普通に縫い、
一旦糸を切って、ファスナー部分は粗ミシンをかけます。
粗ミシンは後でほどきます。
通常縫いから続けて粗ミシンに移ると、
後でほどくときに切れ目がわかりにくくて、
そのままほどいてしまう恐れがあるので、
一旦は糸を切った方が安全と思います。
脇の縫い代にロックをかけます。
左脇が縫えました。
ファスナーをピンで止め付けます。
ファスナー仮止めの粗ミシンをかけます。
脇の粗ミシンをほどきます。
ファスナーのムシをアイロンで起こします。
コンシール押さえに替えて、ファスナーを縫って行きます。
ファスナー止めを縫い止まりのすぐ上に移動させて、
ペンチで締めます。
ファスナーが付きました。
いつもと工程が違うのでヘンな感じですが、
こうしないとできないので、おもしろいですね。
ちょっとしたデザインの違いが縫いの順番に影響する例ですね。
本日はここまで。
***本日のビスコーニュ***
マスカットっぽい感じ。
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では。
本日もありがとうございました🐘