父の日目前、「すてきにハンドメイド」のルームウエアをしじらで。
こんにちは!
6月第3日曜日は父の日ですね。
NAVIの実父はすでにこの世を去っていますが、
義父が元気です。
気持ちばかりの贈り物として
ルームウエアを縫いました。
実は男子のサイズはほとんど把握しておりません。
なので
何か作ろうと思っても、個人差もありますし、
寸法で悩んでしまい、結局あきらめることが多いのです。
せっかく作るのですから、
小さかったとか、大きいとか、きついとか、
身体に合っていないのはイヤですもんね。
それで、今年は最新の「すてきにハンドメイド」に
いい感じのルームウエアが掲載されていました。
ルームウエアならあまり好みやサイズも許容範囲が広いかな、と思い
これを作ることにしました!
作品はWガーゼで、NAVIもWガーゼで作りたかったのですが、
生地の手配が間に合わず、たまたま播州織のしじらの生地があったので、
これで作ることにしました。
Wガーゼのパジャマとかって、ホントに気持ちいいですけど。
でも、しじらも言うなれば楊柳なので、
涼しくてこれからの季節にピッタリと思います。
パターンはまず、婦人のパターンを基に作成します。
パターンを見ると、ちょっと疑問があったので
NAVI的にちょっと変更しました。
一番の疑問は袖ぐりです。
着物のように真っ直ぐの直線で、縫うときに面倒です。
と言うのは、着物のように開きがないので、
いちいち縫い代を縫い残しながら接がなければなりません。
なんでこのような袖付けにしたのか疑問ですが、
もしかするとこれは和服からのインスピレーションというより、
韓服に近いよう様にも思います。
ズボンもちょっと「あれ?」という感じですし。
韓服に見えるのはモデルがコリアンに見えるからかも知れませんが。
と言うわけで、袖ぐりに「くり」を付けまして、
それにともなって袖山も作りました。
衿ぐりは後ろが立ち衿です。
衿ぐりが平たいと寅さん風になってしまうところですが、
少し立ち衿にすることによって、グレードが上がるような気がします。
釦も釦ホールでなく、ループ掛けです。
作り方には前開きは突き合わせにする、となっていましたが、
良くわからなかったので、普通に持ち出しにしました。
(仔細を読んでいないので、勘違いかも?)
そして、パンツのパターンです。
このパターンはなんと前後のくりが同じなのです!
めずらしいですね。
後は良いとしても、前がだぶついてしまうのでないか?と思いましたが、
義父はお腹が出ているので、ま、いっか。と思い、このままにしました。
それと、脇は接がないで続きにしました。
これはズボンの股下です。
直線になっていて、これでもまあOKですが、
少しけずったほうがスッキリします。
パターンの準備が出来ましたので、裁断していきます。
柄合わせを頑張りマス。
今日はズボンを最後まで仕上げます。
さっそく縫って行きましょう。
股下です。
柄合わせのズレ防止のためにPPバンドに助けてもらいます。
ロックをかけます。(縫い代は割らずに片倒しにします)
左右が縫えました。
片方を表にして、
中表になるよう、もう片方に入れ込んで股ぐりを重ねます。
股ぐりを縫っています。
普通のパンツ類は後股ぐりのみを2度縫いしますが、
これはどちらでもはけるので、ぐるっと前後とも2度縫いします。
股ぐりを縫うときにウエストの内側になる部分に
ゴム通し口を2㎝くらい縫い残します。
縫い代を押さえるために開きのまわりにコバステッチをかけます。
ゴム通し部分の縫い代は自然に倒します。
股ぐりに力布を縫い付けます。
次はウエストを縫います。
ゴム通し口を作りましたが、
NAVIはウエストを縫うのと同時にゴムを入れていく方が楽なので
ゴムを輪にします。
ウエストを縫っています。
皆さま!
お気づきになりましたか!?
押さえを変更しております。
普通押さえから細押さえにしてるので、
こういう段差があり、且つぎりぎりで縫いたい時に便利です。
ウエストが出来ました。
裾は12㎜の三つ折りです。
これでズボンが完成しました。
脇を縫わないので、時短できますよ。
いや~ 普通のズボンです。
軽くて肌触りも良く、気持ちよさそうです。
では、
次回は上着の方を作って行きましょう。
***<本日のビスコーニュ>***
和、ですね、和。
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では。
本日もありがとうございました🍶