なびの洋裁教室ブログ

自由に簡単にお洋服を作りたい!お気に入りの生地がカタチになっていくワクワク感を体験してくださいね。

パターン講座始めます。準備編。

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こんにちは!

 

 

NAVIの専門がパターン&デザイン、ということもあり、

デザインは皆さまお好みで考えれば良いので、

(と言っても生地とデザインの関係とか知っておいた方が良いことはありますが)

パターン作りをお伝えできればなぁ、と思います。

 

「お洋服を作りたい!」

「市販のパターンではいやだ!」

「ミセスのスタイルブックとかはハードルが高いし、意味不明多し」

「いつもワンパターン…」

 

などなど

 

これらから脱するための一助になれば、と思います。

 

ま うちの教室でレッスンされれば細かな箇所もご説明できるので

これが一番ですが、そうもいかない、と言う方も

少なからずいらっしゃると思います。(いや、多いでしょ)

 

 

画像と説明が中心ですので、

どれくらいお伝えできるかわからないのですが、

やってみようと思います。

 

 

チョー初心者の方と言うより

すでにお洋服を作っている方が対象です。

目からウロコを落としていただきたい。

もちろん初心者のかたでも、出来るだけわかるように心がけます。

 

★自力で型紙を引きたい。

 でも何から書き始めれば良いの?

 

★独学で一応書いているけど、応用ができない。

 

 

一度にいろいろマスターすることは出来ませんし、

NAVIの提案するパターンデザインがお好みに合わないことも

あるでしょう。

しか~し、

何をどう引くのも、基本や原理は一緒だったりするのです。

 

例えばフレアースカート。

NAVIのフレアースカートの分量が少ない! 丈も短い! 

と言う場合は

NAVIがフレアー分として展開した分量が10㎝です! 

と分かれば、

ではもっとフレアーが欲しいからワタシは15㎝展開するわっ 

丈も75㎝じゃ短いから83㎝に伸ばすわっ! と、

すれば良いのです。

 

NAVIは午前中は教室、午後がフリーで活動するので、

なかなか時間がとれないかも知れません。

不定期開催となると思います。

できれば、細々とでも続けて行って、

1年くらいかけて長い目で見ていただいて、

1年後にちょっとしたパターンは自力で制作!と

なるのが目標です。

 

 

ブログ上でどれくらいわかるように説明が出来るのか…

未知数ではありますが、

不明な点はコメントでもしていただけたら

出来る限り対処させていただきます。

 

 

 

本日は初回ですので、まず使う道具から説明させていただきます。

必ずしも必要でなかったり、

他で代用できたり、ということもあります。

でも、できれば、

今後もパターンを作成していきたい、と思ってらっしゃったら、

定規とかは購入されたほうが良いです。

一生使えますし。

他のものは100均とかで揃えることが出来ます。

他にも製図グッズはいろいろありますので、

必要になったら追々買い足していただいても良いですね。

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 左から  ★アクリルカッター定規  ★方眼定規  ★カーブルーラー

     左上から ★計算機(けっこう必要)★重し 

     左下から ★カッター ★メジャー150㎝で1㎜目盛りのもの

          ★消しゴム ★シャーペン5㎜芯 ★ルレット ★目打ち

          ★紙切りばさみ 

などなど。

方眼定規はとりあえずはアクリル定規で代用できます。

直角がとれて、5㎜単位の平行線が引ける定規が条件です。

 

カーブルーラーはカーブを引くときに使用します。

この中では一番お高いですが(1600円くらい)一生使えます。

カーブ用の定規もいろいろありますが、

NAVIのお勧めはこれ1本だけです。

 

カーブも慣れてくるとカーブ定規に頼らずに方眼定規で

引けるようになります。

 

あとは100均でも揃えることができますね。

 

重しは例えば蓋つきの小さめのカンカンに、何か重いモノを詰めたりしても

代用できますね。習字用の文鎮やペーパーウエイトでも大丈夫ですね。

 

製図用紙は3枚で100円くらいの白いクラフト紙を使ってみて、

いつかネット通販で巻きになった製図用紙を購入されると良いと思います。

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               NAVIが使用しているのはこちらです。

 

 

 

 

 

 

 

 

道具が揃いましたら、製図にかかる前に

やっていただきたいことがあります。

 

それは、ご自分のサイズを正確に測ることです。

ご自分のお洋服を作るのですから、

サイズを把握していないと身体に合ったお洋服が作れません。

 

分量の多いデザインでしたらアバウトで出来ます。

「私はMサイズよっ!」

でもMサイズって何が基準なのでしょう。

 

既製服は大勢の寸法を元に服飾業界が決めています。

○○㎝~○○㎝はMです。  って、作る側が基準を決めないと不便だから

決めているだけで、本当は関係ないのです。

Mサイズとは言っても、デザインでかなり寸法も違います。

メーカーによっても違います。

 

製図感覚は寸法感覚です。

「私のバストは84㎝だからこのジャケットのデザインはフィットしてるから

バスト上がりは98㎝で良いわ」

と言う感じで寸法を決めていきます。

 

「私の肩幅は36cmだから、このシャツの肩を8㎝下げて

バストも身幅を広くして120㎝、それにともなって袖山を

低くして…」

という感覚がパターンの方程式みたいなものです。

 

それに、自分のサイズを知っておくと、

通販などで試着出来ないお洋服をポチっと

するときに失敗が少なくなります。

 

 

測る場合は自分では測れないところがあるので、

誰かに頼んで測ってもらってください。

 

ついでなので測れるところはすべて測っておくと良いです。

例えば頭回り。

かぶりのお洋服の時の衿ぐり寸法の基準になります。

肩から肘まで。

お袖はなるべく肘にはかからないほうが良いので、避けるために。

手の親指を内側に折って、一番太いところ。

開きのない袖口の手が通る寸法になります。

 

エストから膝まで。

スカート丈の分岐点になります。

 

寸法の測る場所は「ミセスのスタイルブック」からです。

エストは細いゴムを輪にしてウエストに巻きます。

一番細いところに落ち着くので、そこがウエストラインになります。

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①バスト ②ウエスト ③ミドルヒップ ④ヒップ ⑤不明

⑥背丈  ⑦袖丈   ⑧手首まわり  ⑨頭回り ⑩股上

⑪股下  ⑫肩巾   ⑬肘まで    ⑭ウエストから膝まで

 

以上です!

絵を見ると面倒そうですが、そうでもないですよ。

 

 

ゆとりのあるお洋服はどうにでもなるのですが、

自分のサイズを知ることにより、

数字で自分に合うかどうか、

更に進化すると

生地やデザインによってのゆとり分の入れ方など

判断することができます。

 

雑誌や市販のパターンを利用し続けていると、

お洋服を作っていても、丈やバストなどの

寸法は知らない、気にしない、と言う方が多いのではないでしょうか。

これは原型を使っていても同じことが言えるのです。

寸法感覚を身に着けることが、

自由にパターンを作る、ということに繋がります。

 

 

パターン講座、第一回目はセットインスリーブのトップスから

ワンピースなどを展開していきます。

 

週に1回~2回になると思いますが、

皆さま!気長に見守ってくださいませ。

 

 

 

 

 

では。

本日もありがとうございました🐟