なびの洋裁教室ブログ

自由に簡単にお洋服を作りたい!お気に入りの生地がカタチになっていくワクワク感を体験してくださいね。

ヌーベルクチュールの使用感です。折り紙ポーチ。

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こんにちは!

 

 

昨日の続きです。

 

古いモデルですが、新顔「ヌーベルクチュール」の使用感です。

ポータブルになってから3代目らしいです。

 

 

 

便利な機能は付いていない、

基本的なスペックになりますが、

シンプルな分壊れにくい、と言えます。

 

 

 

試し縫いでポーチを作ったので、

今日はその作り方を描いていきます。

 

折り紙ポーチはぺったんこなカタチですが、

容量はけっこうあります。

 

 

紙で折って、確認。

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ファスナー付けは底が続きでは難しそうなので、

底は接ぐことにしました。

 

上の部分で半分に折って、接いでから

ファスナー付けになります。

なのでパターン上はファスナー部分は両脇になります。

ファスナーはムシの片方5㎜見せるので、パターンはその分控えて、

縫い代はファスナーに合わせて8㎜とします。

 

ファスナーは20㎝を使用するのでそれに合わせて

パターンを作りました。

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表地はエチノの生地と麻布で裁断しました。

内布は水玉ブロードです。

ファスナーはコイルで20㎝を使用します。

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縫製していきます。

ミシンの調子はどうでしょうか…。

 

4枚続けて半分に折って縫います。

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同じものを縫う場合は

このように続けて縫うと良いですよ。

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輪の方の縫い代をカットします。

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表に返してます。

縫い目のある方がファスナー付け側になります。

下の無地のように折って、止め縫いします。

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ファスナースタート側です。

このように折ってミシンで止めておきます。

これは裏側です。

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表地にファスナーを止め付けます。

タブを重ねて縫います。タブは3㎝カットです。

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タブは少し口が開いてしまいそうなので、それをカバーするために付けました。

タブを下にしてファスナーと少し重ねます。

 

 

わかりにくいですが、両方にファスナーが付きました。

続けて内布も同じように縫います。

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底を縫います。

内布に返し口を縫い残します。

脇はありません。

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ひっくり返して、返し口を閉じます。

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ファスナーを開けると、これがすぐに見えるので、

きれいに仕上げたい場合は手まつりが良いかも。

 

 

出来ました。

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紙風船みたいですね。

きっと紙風船も同じような構造と思われます。

 

 

ファスナーを開けるとガバっと四角くなります。

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適当にモノを入れてみました。

けっこう入ります。

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使用感レポートです。

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何の問題もなく縫えました。

ほとんど記憶がないくらい、違和感なく通常通り縫えました。

自動糸切や、ニーレバーがないので

ちょびっとだけ面倒ですが、すぐに慣れました。

 

 

やはりミシンは縫い目が大事。

縫い目はまずまずと言ったところでしょうか。

 

今回は小物なのでステッチにこだわる部分がないので、

なんとも言えませんが…

鋳物30年選手に近い感覚です。

が、30年選手は縫いも早くて、モーターもウィ~ンとなります。

速度はスタートは家庭ミシン並みですが、ご安心ください

踏み込むと早いです。

 

鋳物30年選手はどちらかというと、

薄物が苦手。(調節をあまりしないせいかも)

 

いつも使っているヌーベルはスパン糸がちょっと苦手…

(に、してしまったのか?)

 

いろいろ縫って見ないと本領はわかりませんが、

初動はOKでした。

 

古いミシンは「賭け」であるのですが、

いろんな機能が付いている最近のミシンより、

もしかすると信頼性は高いかも知れません。

最近は自動糸切も標準装備になりつつあって、

驚きです。自動糸切は便利で無駄に糸も使わないので

楽なのですが、なびとしては8㎜くらい残る糸が気になります。

結局この糸も切るので自動糸切があっても同じことなのですが…。

便利な機能が付くのと壊れやすくなるのは比例するので、

どちらが良いかは人それぞれですね。

 

 

 

もしオークションで入札する場合は

作動OKは必須で、できれば縫い見本が付いているものが良いですね。

 

でも、ある程度自力で調整できる方にしかお勧めはできないかな。

 

いつも言ってる鋳物30年選手は、シンプルな造りですが、

ホントに壊れなくて、守備範囲も広いのでイザっと言うときに

頼りになります。

 

でもな~

今度は新品が欲しいなあ~

きっと、すばらしいのでしょう!

買うなら…

ヌーベルプロってヤツでしょうか。

ヌーベルは針が家庭用が基本ですが、

プロとかクリエイティブスタジオはOBの工業用針仕様らしいですから。

でもな~

糸通しは便利だから欲しいなぁ…。

段々と糸が通しづらくなって来ているので。

 

 

ロックミシンなら

JUKIのエアスルーではない4本糸2本針のなんとかっていうモノかなぁ。

長年苦労してきた糸掛けは最近全然苦ではなくなったので。

つまるかもしれないエアスルーより、

質実剛健タイプのJUKIでよろしいかな。

 

そう言えば、JUKIって昔兵器を製造していたらしいですね。

東京重機という会社らしい。

そこからのJUKIなんですね。

戦後はGHQに兵器製造を禁止されて、

ミシンに活路を見出したらしいですが、さすがですね。

今や工業用ミシンでは世界一ですから。

どおりで機械がしっかりしていて、

営業マンの愛想が悪いのもうなずける。

武士が作っているようなイメージですな。

 

シュプールはあまり使わないですが、

小物…バッグとかを作るのが多い方は

こちらが良いですね。

バッグって厚地だったり、

縫い代が12枚重なったりして、けっこう大変なんです。

こういうときはシュプールですね。

 

 

 

 

ミシンはそれぞれに特徴があって

自分にぴったりを選ぶのは悩みますね。

 

 

職業用ミシンと家庭用ミシン中の上モデルオリビアを試してみたい方は

ぜひ「NAVI Sewing Craft」へ遊びに来てください。

 

 

 そう言えば、

なびが買ったミシンは壊れたことがないのです。

トラブルも1回だけ。(原因は掃除を怠ったせいであります)

 

なので、今あるミシンたちも壊れないと信じて、

来年も頑張ります。

 

 

では。

本日もありがとうございました🍮