母のために作ったフリースのルームパンツ。
こんにちは!
関東はなんだか冷え込んできました。
今年の秋は気温が低い傾向で、なびはとっくに冬仕様なんですが、
寒いときに重宝するのがこのフリースのルームパンツ、
平たく言うとパジャマのズボンです。
何枚も作るうちに、少しでもスピードアップをするために
脇を接ぐのを省略した、より簡単なパターンをご紹介します。
パターンはパッと見は複雑っぽいですが、
縦真ん中と股ぐり下の横線を引いて、まず上の部分を四角く引いて
描き始めてみて下さい。
上が出来れば、裾あたりはそんなに難しくありません。
上がり寸法は、
丈88㎝、ヒップ100㎝、ウエスト最大95㎝のフリーサイズです。
もっとゆとりが欲しい場合は中央で足してください。
小さくする場合も同様です。
※ひざ下の寸法を描くのを忘れていました。34㎝です。
脇を続きにすることによって、本当はパターン原理から言うと、
多少の無理はあるのですが、着用には全く問題がありません。
このフリースはユザワヤさんの昨年のカットクロスです。
140巾くらい×1mです。
切り売りでもW巾で1mあれば良いでしょう。
110巾の場合は横取りが一番用尺がかかりません。
横取りで1.5m、縦取りで2m、ですかね。
サンプルのパンツ丈は88㎝です。
が、1mの生地を使い切りたかったので裾で少し余った分を
そのまま延ばすことにしました。
裁断しました。パーツはたったの2枚。
工程は
1、内股を縫う。
2、股ぐりを縫う。
3、ウエストゴムを入れる。
4、裾始末をする。
脇を縫わなくてよいだけで、とってもラクに縫えるのはなぜ?
さっそく縫って行きましょう。
内股を縫ってロックをかけます。
(縫い代は1.5cmなので通常なら縫い代を割りますがこれは1㎝の縫い代で片倒しします)
両方を縫って、片方を表にします。(左:裏のまま、右:表に返しました)
表にした方を中に入れます。(中表にする)
股ぐりを縫います。
後股ぐりは2度縫いします。(破れやすいので)
股ぐりのロックをかけました。
(股下の縫い代は交互に倒します)
股下の縫い代は交互になっていますね。
交差する部分の縫い代を全体で8㎜×4㎝くらい止めミシンをかけます。
あともう少しです。
20㎜平ゴムを用意します。
ゴムの寸法はウエストサイズ-2、です。
1㎝重ねてしっかり縫います。
これからゴムを入れながらウエストを縫って行きます。
ミシンで縫うところは平らになるよう、ゴムを回しながら3㎝のステッチで縫います。
裾も3㎝のステッチで仕上げます。
出来ました。
ボディに着せるとこのように一般的なものでございます、
横姿です。
このパンツは母のために作ったので、
プリントやカラーを抑えてまして、あまりかわいくないですが、
世間にはかわいい柄のフリースがたくさんありますので
思い切って作ってみて下さい。
これは昨年作ったもの。
このパターンは男女兼用です。
厳密にいうと男子用は股上を3㎝短くするのですが、
気にならないようでしたらそのままでOKだと思います。
このパターン1枚でおとなの家族のリラックスパンツができます。
素材を変えれば1年中使うことが出来ます。
また
このパターンを利用してアレンジバージョンを作りたいと思います。
では。
本日もありがとうございました🐑