なびの洋裁教室ブログ

自由に簡単にお洋服を作りたい!お気に入りの生地がカタチになっていくワクワク感を体験してくださいね。

芯貼りのススメ。芯地選びはどうしていますか?

f:id:navistyle:20171018212938j:plain

 

こんにちは!

 

本日は芯のお話でございます。

 

薄物が多い春夏物はさることながら、

秋冬物は薄いポリエステル系から厚手のウール素材まで、

デザインによって、ではありますけど

芯を貼ることが多いと思います。

 

芯の種類もいろいろですが、

縁の下の力持ちとして上手に活用したいですね。

 

なびが通常用意している芯は

 

☆ 不織布 厚手 白       (バッグなど小物)

☆ 不織布 中肉 白・黒     (バッグなど小物)

☆★不織布 薄手 白       (雑貨、小物)

☆★不織布 かなり薄手 白・黒  (綿の気楽な服など)

 

 織物芯 ちょーハード 白   (バッグ、ベルト、インベル

 織物芯 厚手 オフ白・黒   (重衣料用)

★織物芯 中厚ハード オフ白・黒(アウターなど厚物生地)

 織物芯 中厚ソフト オフ白  (中肉生地)

★織物芯 薄手ハリ オフ白・黒・ベージュ・グレー・紺(薄手生地)

 

ニット芯 薄手 白・黒    (ニットだけではなくソフト仕上げの布帛にも)

 

 

不織布はユザワヤの¥200くらいで売っているものを

使っていますが、やはり安いだけあってか、

使用感はイマイチであります。

 

その理由はのりがスプレー式、と言うか

全体に薄くついているタイプだからでしょうか。

このタイプは接着が悪いのです。

アイロンをしっかり体重かけて長い時間押さえても

あとからぼよぼよ…と浮いてくることがあります。

 

同じユザワヤで売っている、不織布の一番薄いタイプ

¥98はのりが細かなドットなので、

これは接着が良いので、たぶん洗濯にも耐えられます。

 

のりの付き方はスプレータイプより

ドットの方が断然接着が良いです。

 

安い不織布は雑貨とか用途を考えて使い分けた方が良いですね。

 

織物芯は貼ってみないとわからないことがあります。

地の織が詰まっていると仕上がりは硬いかな、

と思います。

厚手に見えても、地の織目が粗いと

厚ぼったく仕上がりますが、硬くなくソフトになります。

 

薄い生地でハリを持たせたい。

厚い生地だが自然なドレープを壊さない。

JKなど形をしっかりさせたい。

 

芯は隠れた骨組み、と言った使命を持つことがあります。

 

ホームソーイングではそんなにバリバリに

使うことがないかも知れませんが、

 

☆印は雑貨用で、

★印はお洋服用に

 

常備しておくと良いかも、と思います。

色は白系で良いと思います。

ホームソーイングのだいたいはカバーできます。

 

芯地の色は仕上がりに影響が出なければ良いので

透けなければすべて白でも良いのです。

 

透ける場合は、一番良いのは芯を使わないこと。

どうしても使う場合は布地カラーに馴染むものを使用してください。

 

黒を用意するのは、

いくら透けないとは言え、ダークカラーが多くなる秋冬で

なるべく見た目が馴染むように、という理由からです。

 

芯地はもともとカラー揃えがないのが普通ですので

だいたい白または黒を使うことが多いと思います。

 

 

一般的に不織布より織物芯の方が洋服に向いていますが、

一部の平織物の布地に織物芯を貼ると、モアレ模様が出ることがあります。

その場合は不織布を使います。

 

 

 

小物も芯を貼ることにより見栄えが良くなることが多いです。

 

貼ったことがないわ

 

と言う方は、まずは薄い芯から始めてくださいませ。

縫い目もきれいになります。

貼ったけどまだ足りん、と言う場合は重ねて貼っても良いのです。

 

 

貼り方でよく言われるのは

まんべんなく圧力をかけること。

けっこう難しい要求です。

 

なびが必ず守るのは、「冷めるまでさわらない」デス。

 

縫製工場ではローラーで圧着していきます。

そりゃ~良くくっつわなぁ~  と感心することしきり。

ま、製品で剥がれたらえらいことですから。

 

我々は非力なアイロンと我が力で

一生懸命圧着に努めるのであります。

芯はアイロンをかける、のではなく

プレス(押さえる)すると考えてくださいませ。

 

 

 

芯はそんなにたくさん使うこともないので、

少し用意すればずっと使えます。

よかったらいろいろ試してくださいね。

 

 

 

では。

本日もありがとうございました🌷