ときどきニット。ボーダーのらくちんフレンチカットソー お花:コキア
ミシンを販売していた頃、お客様からよく質問されたのは
普通のミシンでニットが縫えるの?ということでした。
ニット=編地ということになりますが、
既製服の世界では
ニット=「よこ」と言われるいわゆるセーター(編み機)の分野
カットソーと言われる、ニット生地をカット&ソーンという縫製の分野に分かれます。
カットソーは更に肌着やTシャツのように、専門のミシンを使って生地と共に
縫い目がビヨ~ンと伸びるもの、ほぼ布帛と同様に縫製される、伸びがあまり
期待できないものに分かれる、というのがなびの見解です。
「よこ」と呼ばれるニットの世界には丸編みと、カットソーみたいに
パーツで編んであとでくっつける方法があります。手編みでも同じですね。
ビヨ~ンと伸ばしたいものを作るなら「ふらっとにっと」のような
カバーロックが出来るミシンが必要です。
一般の2本針4本糸のロックミシンでも方法によっては、「ふらっとにっと」と同じではありませんが、出来るそうなので、またチャレンジしたいと思っています。
一般のミシンではニット生地で縫製は布帛(織物)と同様に縫う方法が
ベストかと思います。
縫った部分がそんなに伸びなくて良いなら、普通のミシンでも十分かと
思います。
糸はレジロンとかエッフェルを使用しますが、
この糸はそんなに伸びるわけではありません。
(シャッペスパンよりちょっと伸びる程度)
まあ、それでも切れたら嫌なので、ニットにはこういう糸を使用するか、
なびは下糸にウーリー糸を使用します。
今回はサラっと着れる定番のカットソーでございます。
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今年のモフモフ。
毎年、こぼれ種で芽吹いて、強いものだけが成長できるコキアです。
種はかなり拡散されるようですが、芽吹いた場所が運命の分かれ道。
コキアは夏場は涼やかなグリーン。
秋にはピンクに紅葉します。
冬になると枯れて箒になります。
そしてまた来年。あちこちに たくさん芽吹くのでございます。