スヌードを縫って作ります。
(サイズ:左から160㎝ 145㎝ 100㎝ いずれも生地巾 スヌード巾は25㎝~35㎝)
こんにちは!
スヌードはすっかり定着したみたいですね。
今年もいろいろな素材でかわいいものが売り出されています。
もし、やわらかくてあったかそうな素材があったら
ぜひ作ってみてください。
生地巾はW巾の145cmをそのまま使うと無駄なく
標準サイズが作れると思います。
丈は50㎝断ち切りで、スヌード巾は約25㎝上がりが良いと思います。
お好みなので、生地が厚ければスヌード巾を小さくしたり、
反対に薄ければボリュームを出すために巾を大きくしたり…。
この生地はニットのカットクロスで70㎝×100㎝です。
145㎝はないので、ぎりぎりの大きさになると思います。
縫製は基本的に簡単です。
まわりを縫うときにちょっとコツ(?)がありますが、
そこがわかれば大丈夫。
まず最初に短い方の端を縫って、輪にします。
輪になりましたら、表にして半分に折って要所にしるしを付けます。
(この生地はニットなのでマチ針をしるしにしましたが、切り込みでOKです)
ここからがキモです。
そのままで、表の輪の方をくるくる巻くか、折ります。
一番上の生地を右に返して、
その生地と対の端をすべてくるんで反対側からくるりと持ってきます。
(点線は裏面を通っていますの意味です)
くるみました。
そして縫って行きます。
返し口を縫い残します。
返しました。
返し口のステッチを出したくないので、
まつります。
出来ました!
サイズ違いでいろいろ作ってみました。
スヌード輪の状態の寸法:左から160㎝、145㎝、100㎝。
一般的にはW巾(145㎝前後)でピッタリかと思います。
これもカットクロスを利用しました。
これもカットクロスでした。
長いせいもありますが、毛足が長いのでもふもふですね。
いかがでしょうか、スヌード。
気持ちよさそうな生地に出会ったら、50㎝買って作ってみて下さい。
110巾でも大丈夫、縫製見本が100㎝ですから。
なびは今度、なめらかな毛足のリッチなフェイクファーで作ってみたいです。
毛糸で編んでも良いな~。
でも縫う方が簡単かもなぁ~。
では。
本日もありがとうございました🐪
おとなのゴブラン織りスカートを作ってみた。縫製編の後編。
こんにちは!
さて、ゴブラン織りスカートの縫製後編ですが、
みなさま飽きていませんか?
画像が多いため、縫製編を2回に分けた次第です。
今日は仕上げます。
では
さっそく残りをやって行きましょう。
ファスナー付けが終わったところですね。
次は
表スカートと裏スカートの脇を縫います。
表スカートの脇を縫っています。
裏地の脇です。
ロックは途中までかけます。
縫い代はきせで片倒しになりますが、見返しは割るので
自然に倒します。
続けて
裏地の裾も三つ折りします。
ウエストを縫っています。
表スカートウエスト部分と見返しを接ぎます。
ファスナー開きの縫い代はすべて見返し側に倒します。
ウエストが縫えたら返して、
縫い代を押さえるステッチをかけます。
表にステッチをかけない場合はこのようにして落ち着かせます。
ウエストが出来ました。
ファスナーを開けると裏面はこんな感じです。
さあミシンの最後の工程です。
スリットの見返しを接いでいます。
裏地と縫い合わせました。
裏地の角は切り込みを入れてぐるっと縫います。
表側です。
脇の縫い代どうしを粗く縫いとめます。
ミシンでもOKですが、つれないよう注意。
スリットの開き止まりに閂ステッチをかけます。
ほんものの閂は出来ないので、ミシンを何度もかけます。
これでミシン作業は終了です。
これからは手作業に移ります。
まずは裾まつりです。
スリット見返しの断ち切り部分をまつって、
裏地と千鳥がけします。
右側の脇裾にループをつけます。
今回はミシン糸2本どりでくさり編みをしました。
これで完成です。
横姿です。
ゴブラン織りは糸が太く、織り方が特殊なのか、
ほつれやすいですが、縫製はやりやすいですね。
生地に弾力がある感じ。
画像で見るより実物の方が良い感じです。
【画像は仏様みたいな柄に見えますが、実物はシックな印象です】
冬場はダークカラーが増え、今年の柄と言えば格子が多い中、
ゴブランのシックな柄は印象的ですね。
では。
本日もありがとうございました🏡
おとなのゴブラン織りスカートを作ってみた。縫製編の前編。
こんにちは!
おとなのゴブランスカート、本日は縫って行きましょう。
左脇のコンシールファスナー開きになります。
芯はウエスト見返しとスリット見返し、ファスナー開きに
テープ芯を貼ります。
テープ芯と言ってもそれ用に用意はなく、手動で切って作ります。
まずはダーツから縫って行きます。
ダーツは前後スカートで計8本です。
裏地にヨークを接ぎます。
ダーツ部分はまとめて1箇所にタックを入れます。
ヨークが縫えました。
タック方向が一方方向になってしまいました。すみません…。
裏の脇を縫います。
5㎜のきせをかけますが、裾の三つ折り部分と
上のファスナーとの縫い代はそれぞれ1.5cmに戻すと後が楽です。
表地の脇を縫います。
ファスナー止まりまで4㎜くらいの粗ミシンをかけて、
その下からは普通に縫います。
粗ミシンとの境目は糸を一旦切って、後で粗ミシンをほどくときに
わかるようにしておきましょう。
アイロンでファスナーのムシを上げてます。
縫い代に仮止めをします。
仮止めが出来ました。
後でほどくので3㎜くらいの粗ミシンで縫います。
コンシール押さえに替えて、縫って行きます。
ファスナーが付きました。
仮止めをほどきます。
次は裏地と合体させます。
表の縫い代をはねて裏地とファスナーを縫います。
ファスナー止まりの1㎝下まで縫って、
切り込みを入れ、ファスナーをまわしてぐるりを縫います。
(なかなか上手くいかないのがここ!)
もし上手くいかなかったら、無理せずまつり付けてもOKです。
ふ~(^-^; 出来ました。
ファスナーが付きました。
これで山は越したのであとは脇とか縫います。
本日はここまでになります。
余談ですが…
なびがパタンナー全盛の時代、ほとんどコンシールは使わなかったのです。
(勝手に避けていただけかも知れませんが)
なので…
普通のファスナーはけっこう得意なのですが、
コンシールは苦手意識があったかも知れません。
若かりし頃、サンプル縫製の方と知り合いになり、
自分の服は生地を買ってパターンを引いて、
その方に縫ってもらっていました。
その方が「コンシールファスナーは難しいから手縫いしている」
と言っていたので、それが頭にこびりついていたのかも知れません。
でも、縫って見ると、
「な~んだ、そこまで難しくないじゃん」と思います。
ただ、左右ズレやすいのは事実で、柄合わせが必要なものは
気を使います。
今でもイヤなのは裏地と縫うファスナーの下の角の部分かな…。
なかなかきれいにスッキリと上がりませんので、
これからも精進して参る次第であります。
では。
本日もありがとうございました🍦
おとなのゴブラン織りスカートを作ってみた。
こんにちは!
最近巷ではゴブラン織りのアイテムが流行っているらしいですね。
スカートやらバッグやらパンプスやら。
このゴブラン織りの生地は、
昨年、ユザワヤさんであてもなく、
母にバッグでも作ってあげようかなぁ、と思い購入したものです。
そして今年、突然スカートを作ってみたい!
と思ってしまったので作りました。
ゴブランスカートはミニスカートの若者向けがほとんどですので、
おとなにはどうかな~?と思いつつ…。
こちらが生地です。
カットクロスなので、たしか75㎝×100㎝くらいだったと思う。
パターンはスカートの原型をそのままに
生地が足らないのでウェストベルトも取れません。
ので、ウエストベルトなしの裏見返し始末です。
タイトなシルエットなのでスリットが必要ですが、
ベンツは持ち出し分が取れないので、
突き合わせのスリットとなりました。
後ろ中心のファスナーですと縫い代分がもったいないので、
脇ファスナー開きにしました。
(涙ぐましい…)
パターンはこちら。裏付きです。
最初は後ろ中心開きの予定だったので、
パターンはそのようになっています。
が、裁断時に脇開き用に調整します。
デザインは右下の絵のような感じになります。シンプル~。
裁断をいたしました。
結局見返しも取れなかったので、別布を使いました。
ホントにギリギリで…
皆さまにはお勧めできないかな~。
細い方なら無理なく取れると思います。
スカート丈は60㎝です。ヒップは94㎝上がりになります。(100㎝-縫い代分1.5cmの4箇所分)
ゴブランが流行っているとは…。
クラシカルな素材で、インテリア用に使用されることが多いですが、
台形のミニスカートとか、かわいいです。
100均でも見たので、何か作ってみようかな。
本日はここまで。
明日は縫製をやって行きます。
では。
本日もありがとうございました🍎
ひとかせで、簡単すぎるスヌード。
こんにちは!
本日は簡単すぎるニットのスヌードのご紹介です。
ニット、と言っても一目も編みません。
縫うこともしないものぐささんにピッタリのアイテムです。
先週にユザワヤさんへ行ったとき購入した毛糸(?)です。
前々からどうやって編むのかな~?と思っていたのですが、
昨年これとは違うのですが、
同じような毛糸があって、教えてもらいました。
買ったのは茶系のグラデーション。
他にも何色がありました。
税抜き¥298でお安いです。
ほどくとこのようにぐにぐにしています。
輪になっているので、手を入れて編み目を伸ばしていきます。
両手をいれてどんどん伸ばします。
全部伸ばしました!
これから折っていきます。
両端が中央になるように折ってから、
両端が中になるようにまた折ります。
折り方はお好みでOKです。
ひとまず折り終わりました。
これで出来上がりです。
割とコンパクトなタイプです。
ネックウォーマーに近いかな?
これは帽子にもなります。
目ざし帽みたいな感じにもなりそうです。
毛糸もこのようにおもしろいものがたくさんあります。
編まないでもこのようにかたちが出来てしまう
ユニークなものもあるんです。
昨年はこのようなスヌードをたくさん作って
友人に配りました。
(ミョーに気に入ってしまった)
スヌードは生地でも簡単に出来るので
近いうちに作ってみたいと思います。
では。
本日もありがとうございました🐠
コーデリレーその7、カオナシニットプルオーバー。
こんにちは!
本日はニットのプルオーバーです。
図書館で借りた本に、このプルオーバーが掲載されていました。
おもしろそうなので作ってみました。
パターンがついていたので、そのまま写させていただきました。
素材はリバーシブルニットです。
かたちがちょっとおもしろそうです。
パーツは3枚しかないので楽ちんです。
ニットなのでロック1本で縫える部分はロックで縫いたいと思います。
グレーのロック糸が3本しかなかったので、
1本はウーリー糸にしました。
上から2本目のボワ~としたのがウーリー糸です。
さっそく縫製に入っていきましょう。
まず、うしろ衿になる部分を接いで…。
次は衿ぐりです。
細い三つ折りで始末します。
次は
前中心を縫います。
縫い代を押さえます。
後のヨークを接ぎます。
袖ぐりを縫っています。
なんとなくかたちになってきましたね。
袖下から脇を縫います。
袖下から脇が縫えました。
あともう一息です。
袖口を三つ折りします。
裾も三つ折りします。
あっという間に完成です。
こんなかたちをしています。
これを見たら
カオナシを思い出さずにいられましょうか…。
ボディに着せるとこんな感じです。
裾はゆるやかな後ろ下がりになっています。
後ろ姿です。
コーディガンをはおりました。
ちょっと、おっさんっぽいかしら…?
(マニッシュ…と思おっと)
少しおっさんっぽくなってしまったので、次回からの
コーデリレーはエレガンス路線で行きたいと思います。
では。
本日もありがとうございました🐰
コーデリレーその6、起毛ニットでコーディガン。縫製編。
こんにちは!
このコーディガン、あったかそうでしょ?
実は、
あったかいんですよ。
(裏が付いていないので真冬は着られませんが)
縫製は簡単ながらも、厚みがあるので
縫い代のおさまりがキモであります。
ひとえ、と言う事で縫い代の端始末に迷いましたが、
一般的なロックにしました。
玉縁が最も高級で、次はロック+端ミシン始末ですね。
気軽な感じにしたかったのでロック始末。
見返しを作りました。
芯はちょっと間違えちゃって、少々小さいです、
ポケット口を縫っております。
ここでロックの差動送りのお話。
この生地はニットです。
右が差動位置がN(普通)。 びろびろしてしまいました。
左が修正して縮む方にレバーを上げました。
直りましたね。
差動送りというのは、このように生地によって伸びやすかったり、
また、縫い縮みしやすい縫い目を調節してくれます。
幸い、この部分は捨てミシンで縮めて丸を作るので、問題ないです。
厚紙で丸の型を作っておくと更に便利、
ポケットをたたいています。
出来ましたが、ステッチではなくまつった方が良かったかな。
肩を接いで縫い代は割ります。
衿ぐりを縫っています。縫い代がゴロゴロしてます。
見返しの裾です。
衿ぐり~前開きの縫い代を押さえています。
肩の縫い代で見返しを止めるために落としミシンをしてます。
(まつったほうが良かったかも)
袖口布を縫います。
袖ぐりを縫います。
袖下を縫います。
さあ、あともう一息です。
袖口布を袖下の縫い目で落としミシンをかけます。
袖口布をまつります。
裾をまつります。
後ろ見返しの中心を5㎝ほどまつります。
あとは釦です!
釦は糸ループで引っ掛ける仕様にしました。
で、できました。
後ろ姿です。
まぁこんな感じです。
思ったより生地にボリュームがあったので、
コーディガンと言うより、
オーバーコート風になってしまいました。
もうすぐ本格的な冬がやってきます。
今年はボリューム袖がトレンドなので
今度は袖ぐりがゆったりとしたコートでも考えて見ようかな。
では。
本日もありがとうございました🍂